ミニ・クロスオーバー

公開 : 2017.02.23 12:40

X1や2シリーズ・アクティブツアラーと共用するプラットフォーム

UKL2という名に、聞き覚えのある方もいることでしょう。BMW X1や2シリーズ・アクティブツアラーに使われるプラットフォームが、新型クロスオーバーに採用されました。

トレッドおよびホイールベースの拡大は、ドライビング・フィールに好影響し、ミニならではの「機敏な走り」を今まで以上に高めると言います。

上質なサスペンションのセッティングを行なう事で、特に後席における乗り心地が快適になりました。ALL4モデルには、フルタイム四輪駆動システム「MINI ALL4」が装備され、様々な状況でミニ特有の俊敏なハンドリングと、エキサイティングな走行性能を楽しめます。特に悪路における走破性を高め、SUVとしての機能性を高めたのが特徴でしょう。

MINI ALL4を詳しく知る

この全輪駆動システムは、走行状況の変化へすばやく正確に反応するだけでなく、コンパクトな構造と高い効率性も特徴となっています。フロント・アクスルシャフトに内蔵されたパワーテイクオフユニット、リア・アクスルにつながるドライブシャフト、および駆動トルクを後輪に伝達する「ハングオン」クラッチで構成されるこのシステム。電動制御はダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)と結びついており、路面状況が悪いときでもトラクション・走行安定性だけでなく、加速やコーナリングを最適化するそうです。

足回りは、シングルピボット・ストラット式フロントアクスルとマルチリンク式リア・アクスルを採用。モデル特有の調整を組み合わせることで、正確なハンドリングと敏捷性を実現しています。さらに電動のサーボトロニック・ステアリング機能、強力なブレーキ、走行安定性制御システムDSCが走りの質を高めます。

ほかにもダイナミック・ダンパー・コントロールは、電動ダンパーに、ミニ・ドライビング・モード(SDに標準装備)を通して2つのマッピング特性を適用します。ロータリースイッチで、MID、SPORT、GREENの3つのモードを選択でき、スロットルとステアリングの特性などが変更できます。

なお、車両重量はディーゼル・モデルが1540kgから1630kgとなっていますが、プラグイン・ハイブリッド仕様については発表されていません。

ミニ・クロスオーバーならではの装備 ピクニック・ベンチ

最後にクロスオーバーというキャラクターを端的に表すアイテムをご紹介します。

・ピクニック・ベンチ
キャンプの時など、ラゲッジ・スペース後端に腰掛けることができるベンチを初採用。普段は、折り畳んでラゲッジ・スペース下部に収納することができます。

・オ-トマチック・テールゲートのイージー・オープナー
荷物等により両手がふさがっている場合、足を車両の下に出すことによって、リアのトランク・リッドを開ける事ができます。同じ動作で、閉める事も可能な便利機能ですね。

ほかにも先進運転支援システムでは、「アクティブ・クルーズ・コントロール」、「前車接近警告機能」、「衝突回避・被害軽減ブレーキ」を標準装備。さらに「ヘッドアップ・ディスプレイ」や「パーキング・アシスト」がオプション装備となっています。

また、フロント・アームレスト内に設置されたホルダーは、Qi規格対応機器を置くだけでワイヤレス充電できる「ワイヤレス・チャージング」として、オプションで選ぶことが可能です。

前後席には、1ℓのボトルを収納できるドア・ポケットも設置されました。

価格はクーパーDクロスオーバーが3,860,000円。同ALL4が4,140,000円。クーパーSDクロスオーバー ALL4が4,830,000円。第二四半期に発売予定のクーパーS Eクロスオーバー ALL4が4,790,000円。


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