ルノー・日産アライアンスとダイムラー、メキシコに新工場

公開 : 2014.06.28 21:00  更新 : 2017.06.01 02:12

ルノー日産アライアンスとダイムラーAGは、プレミアム・コンパクト・カーの共同開発、および、メキシコにおける共同生産において協力体制を拡大すると発表した。

ルノー・日産アライアンスの会長兼CEOのカルロス ゴーンとダイムラーAG取締役会長兼メルセデス・ベンツ会長のディーター・ツェッチェは27日、メキシコ中北部アグアスカリエンテスの新工場の建設と運営を統括する両社の折半出資の合弁会社を設立することで合意した。この新工場は、日産の既存の工場に隣接して建設し、本格稼働時となる際には年間30万台の生産能力を有する予定だという。

生産開始は2017年を予定しており、当初はインフィニティの車両を生産する計画。また、メルセデス・ベンツ・ブランドの車両も2018年に生産を開始します。

ダイムラーと日産は、アグアスカリエンテスの新工場建設に伴う総投資額約€10億(1.384億円)を折半する予定。両社は、2021年を予定している工場の本格稼働時までに、新たに約5,700人の雇用(開発、技能員、サポートスタッフを含む)を創出するという。

ルノー・日産アライアンスの会長兼CEOのカルロス ゴーンは「プレミアムコンパクトカーの共同開発およびアグアスカリエンテスでの共同生産は、ルノー・日産アライアンスとダイムラーにとって最も大きなプロジェクトの一つです。これは、欧州でスタートした私たちの協業の範囲が、グローバルレベルになってきていることを示しています。」とコメント。

ダイムラーAG取締役会長兼メルセデス・ベンツ会長であるディーター ツェッチェは、「アグアスカリエンテスにてダイムラーと日産は、ひとつの工場で両社のスキルを融合させることで、そのパートナーシップを新たな段階へ進めていきます。両社の協業が始まってからほんの4年余りで、メキシコの新たな工場建設という決定は重要なマイルストーンとなりました。」と述べた。

おすすめ記事

 

自動車ニュースの人気画像