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2018.04.19

新基準「WLTP」排出試験導入せまる 在庫車、値下げ余儀なく 英

編集部より

今年9月より、新しい燃費試験(WLTP)が本格的に導入されます。欧州では非適合の在庫車をしばらくの間販売することが認められていますが、英国政府はなんら対応を発表していません。このままであれば各メーカーは9月までに在庫車を売り切る必要があります。

WLTP導入後の在庫車販売不可か

新しい燃費試験方法である「乗用車等の国際調和排出ガス・燃費試験法(WLTP)」が今年9月から施行される。この後に残った基準に不適合な在庫車は大幅な値下げを強制されることになりそうだ。

英国内においては、WLTP非適合車は顧客への販売が許されず、ショールームに到着する前にスクラップされることになるかもしれない。

他の欧州各国ではグレースピリオドが設けられ、9月1日以降も以前の在庫車の販売が許されている。しかし、英国政府はそのような救済措置をいまのところ発表していない。

メーカーが実際の注文以上に生産するのは以前からの慣習である。したがって、在庫車を減らすべく大幅な値下げをするか、事前に登録を済ませてしまうかの選択を迫られることになるだろう。

英国AUTOCARの姉妹誌である「WhatCar?」誌では、遠く離れた国で生産されるクルマはデリバリーにも時間がかかるため9月1日に間に合わない可能性もあると考えている。

アウディSQ5はその好例だ。アウディはすでにこのホットSUVの受注を停止しており、残された在庫のみの販売となっている。スポークスマンは生産枠がいっぱいであることが理由だとしているが、AUTOCARではこれはWLTPに関連した決定だと考えている。

WLTPは現在の実験室ベースで行われるNEDCに取って代わるものとなる。この新試験は実際の公道でおこなわれるため、より現実的な数値が出るとされている。一般的にはより厳しいとされており、CO2排出量の数値は平均で15g/kmほど上昇するだろう。

BMWはM4の受注をまもなく一時停止すると発表した。今年後半にはエグゾーストシステムに微粒子フィルターを装着して受注再開するようだ。その4ドア版であるM3はモデル末期であることも考慮し改良はせず生産終了とするとのことだ。

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