【エスロク 流札に納得?】ホンダS600 海外オークションで落札ならず 現車を見られぬオンライン開催

2020.07.03

サマリー

「ホンダS600(エスロク)」が、海外のオークションに出品されました。邦貨換算で500万円前後の予想でしたが、落札ならず…。オンライン開催の競売で入札が伸びなかった理由を、確認してみましょう。

もくじ

ホンダS600 オークションに出品
オーストリアで登録 エンジン・リビルドも
敗因は“並み”のコンディション

ホンダS600 オークションに出品

text:Kazuhide Ueno(上野和秀)
photo:RM Sotheby’s

日本の自動車メーカーの中で、最初に世界的に名を轟かせたのがホンダである。

二輪車のロードレースでワールド・チャンピオンの座を勝ち取ると、当時取り組み始めた四輪車の存在を知らしめる一環としてレースにも進出。いきなり最高峰のF1グランプリに挑み、チャレンジ2シーズン目となる1965年のメキシコGPで初優勝を果たし、「ホンダ」の名を響き渡らせた。

黎明期のホンダのマイクロスポーツ。F1の活躍と重なり海外でも大きな反響を得た。
黎明期のホンダのマイクロスポーツ。F1の活躍と重なり海外でも大きな反響を得た。

ホンダ初の四輪車は、1963年に発売されたDOHC 4気筒エンジンを積む軽トラックのT360だった。

同じエンジンを積む2座スポーツカーのS360も計画されたが発売は中止となり、代わりに拡大版のS500が送り出されれる。排気量はわずか531ccながら二輪車のように回転でパワーを稼ぎ、44psを8000rpmで発揮する高回転型エンジンが積まれていた。

1964年になるとS500の発展型として、排気量を606ccまで拡大したS600が発表され、最高出力は57ps/8500rpmにまで高められる。

精密機械といえる精緻なDOHCエンジンと斬新なメカニズムで構築された、黎明期のホンダが送り出したマイクロ・スポーツカーのS600は、当時ドイツやアメリカに輸出され、F1グランプリでの活躍と相まって大きな反響を得た。

そのホンダS600が、コロナ禍でオンラインに舞台を移したRMサザビーズのオークションに姿を現した。

本場のオークションでどんな評価を得たのであろう?

 
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