こんなクルマが新車で買えたのか…! 心に響く70~80年代の輝かしいダッシュボード 20選
公開 : 2024.09.29 18:05
1970年代から1980年代にかけて登場した、心に響くダッシュボード・デザインを紹介する。奇抜なダッシュ形状、斬新なステアリングホイール、そして未来的なデジタル・ディスプレイは、今でも魅了されてしまう。
もくじ
ー斬新で魅惑的なダッシュボード・デザイン
ーアルファ・ロメオ・モントリオール(1970年)
ーシトロエンGS(1970年)
ービュイック・リビエラ(1971年)
ーロールス・ロイス・コーニッシュ(1971年)
ーランボルギーニ・カウンタック(1974年)
ーアストン マーティン・ラゴンダ・シリーズII(1976年)
ーローバーSD1(1976年)
ーいすゞ・ピアッツァ(1980年)
ーアウディ・クワトロ(1980年)
ーランチア・トレヴィ(1980年)
ールノー25(1983年)
ー シボレー・コルベットC4(1984年)
ーアルファ・ロメオ90(1984年)
ースバルXT 4WD 1800ターボ(1985年)
ーフィアット・ウーノ・ターボ(1985年)
ーシトロエンBXディジット(1985年)
ーランチア・デルタHFインテグラーレ(1987年)
ービュイック・レアッタ(1988年)
ーキャデラック・アランテ(1986年)
斬新で魅惑的なダッシュボード・デザイン
ビデオゲームのようなデジタル・ディスプレイ、直線的なパネル形状、クリック感のあるスイッチ類は、70年代や80年代のクルマに乗り込むとよく目にする光景だ。
独特のにおいから手触りまで、この時代のダッシュボードは、時には自分が生きたことのない数十年間の記憶を呼び覚ますことがある。今回はAUTOCAR英国編集部が選んだ、心に響いたダッシュボード・デザインを紹介しよう。
アルファ・ロメオ・モントリオール(1970年)
エクステリアだけでなく、インテリアも輝かしいデザインに仕上げた1台。センターコンソールは高く、シフトノブは短く、6つのロッカースイッチが中央に並ぶ。
ダッシュボードには2つの円形ハウジングが収められ、多数の異なるダイヤルが配置されている。締めくくりはウッドリムの3本スポーク・ステアリングホイールだ。「素晴らしい」の一言に尽きる
シトロエンGS(1970年)
シートの間のセンターコンソールに置けばいいのに、なぜダッシュボードにラジオがあるのか? おそらく、カップホルダーのようにダッシュボードから引き出せるハンドブレーキのためのスペースが必要だったのだろう。
スピードメーターは中央の大きなガラスの塊の奥にあり、タコメーターは横に配置されている。後期型では、残念なことにデザインが変更され、円形のダイヤルを備えた現代的なシステムとなった。
ビュイック・リビエラ(1971年)
ビュイックは常識から逸脱し、第3世代のリビエラでデュアル・コンケーブ・ダッシュボードを採用した。運転席と同じ「くぼみ」が助手席にも与えられたのだ。1973年以降、助手席側は直線的なデザインに変更され、ダッシュボードの金属パネルも木製に切り替えられた。
ロールス・ロイス・コーニッシュ(1971年)
今日でもロールス・ロイスのダッシュボードは、ウッド、レザー、クローム、そしてさらにウッドで構成されている。こちらのコーニッシュのデザインはシルバーシャドウに似ているが、若干モダンなアレンジが加えられている。
クルーズコントロールのスイッチとタコメーターはダッシュボードに取り付けられている。幌を下ろし、太陽に照らされたクロームメッキのスイッチギアとウォールナットのトリムは、かなりの存在感を放っていた。今でもその印象は変わらない。
ランボルギーニ・カウンタック(1974年)
カウンタックのデザイナー、マルチェロ・ガンディーニは当初、オールデジタルのダッシュボードを提案したが、テストの結果、アナログダイヤルが採用された。
8ダイヤルのダッシュボードはフロントガラスに向かって高い位置にあり、ブロック状のマルチカラー警告灯など、ガンディーニの当初のスケッチから航空機の要素がいくつも残っている。
画像 新車で買えた時代が羨ましい! 斬新デザインの名車たち【シトロエンBX、ランチア・ベータ、アストン マーティン・ラゴンダを写真で見る】 全27枚