BUON COMPLEANNO 500

2015.07.04

text:Tomoyuki Shimada (嶋田智之)

 
7月4日は、チンクエチェントことフィアット500の誕生日。それをお祝いする “BUON COMPLEANNO 500” というイベントが、まさしく7月4日当日、静岡県富士宮市の朝霧ジャンボリー・オートキャンプ場で開催された。

これはFCAジャパンによる公式イベント。現行チンクエチェントが満1歳を迎えた2008年からオーナーとファンが集う ‘FIAT BIRTHDAY FESTA’ として開催されてきたが、年々参加希望者が増えてイベント規模も大きくなってきたため、会場を美しいグリーンの上に数百台のクルマを並べることのできる富士の麓のオートキャンプ場へと変更、同時に名称も変更となった。

当日は朝から小雨が降ったり止んだりの生憎のコンディションだったが、ウェブのみで告知して僅か数日で700人の定員に達してしまったほど熱心なファンが集まった。参加を取りやめたのは僅か15%ほどだったというから驚きだが、いずれにせよしっとりと濡れた緑の絨毯の上に色とりどり、装い様々のチンクエチェント、そしてフィアット車をはじめとする仲間達がズラリと整列したシーンは美しく、そして壮観だった。

元が近頃流行りの ‘まったり’ 系イベントの先駆けのようなイベントだけに、参加者には何かをしなければならないという決まりはない。思い思いの時間をのんびり過ごすピクニックのようなイベントだ。とはいえ、集まった人達を退屈させない催しが、広い会場のあちこちで同時多発的に行われていた。ステージではデニスや御茶ノ水男子といった吉本芸人がMCをつとめて会場を湧かせたり、ファンク・バンドのK-106がライヴを行ったりしている一方で、別のエリアではお子様対象のワークショップやフィアットの公式キャラクターである ‘TOPO FIAT’ の塗り絵教室が行われている、といった具合。

また、これからあちこちを走り回ることになるチキンラーメンとコラボレートした ‘ひよこちゃんフィアット500’ が突如としてメイン会場に姿を現したり、キャンプ場内で行われるオリエンテーリングの中継地点に日本では正式発表前のフィアット500Xがいきなり展示されていたり、とチンクエチェント・ファンにとっては嬉しいサプライズも用意されていた。

しかもこのイベントは参加費無料。参加者全員にランチボックスやサルバトーレ・クオモのピザ、KIMBOのエスプレッソコーヒーなどが無償で振る舞われる。ファンを大切にしてることがよく判る。なるほど、デビューから8年経っても現行チンクエチェントの人気が全く衰えていないのは、そんなところにも秘密があるのかも知れない。

  • 雨にしっとりと濡れた鮮やかなグリーンに、色とりどりの500が華を添える。

  • 新旧問わず、そして天候を問わず様々なモデルが集まるのは新型オーナーにとっても嬉しい。

  • イベントのタイトルである ‘BUON COMPLEANNO’ の文字とともに可愛らしいカラーを纏った500。

  • 時代を越えた共演。このイベントを機に旧型にも興味をもつ新型オーナーも少なくないのだとか。

  • 賑やかなぬり絵ブース。大人のみならず子どもが楽しめるのもこのイベントの特長。

  • 正式発表前の500Xの周りには人だかりが。思い思い感想をオーナーたちの間でシェアしていた。