F1グランプリ第9戦 イギリスGP ーー It’s Hammer Time

公開 : 2015.07.06 22:50

オープニング・ラップを制したのは、ポール・ポジションのハミルトンでもなく、僚友の同じくフロント・ローのロズベルグでもなかった。2列目からマッサ、ボッタスという2台のウイリアムズが好スタートを切り、何と1コーナーではそのウイリアムズ勢が1-2となった。その直後、ハミルトンはボッタスを交わして2番手につけたが、オープニング・ラップをトップで戻ってきたのは、予想外のマッサであった。

そのオープニング・ラップ、後方では、マクラーレンのバトンとアロンソが、そしてロータスのグロージャンとマルドナードがそれぞれチームメイト同士で接触。このうちコースに戻れたのはアロンソのみで、そのほかの3台はリタイア。そして、このアクシデントによってセーフティカーが早くも導入された。

3周目のリスタートでは、ハミルトンがマッサに仕掛けるが、軽い接触を起こし、3番手のボッタスが2番手のハミルトンを交わし、ウイリアムズの1-2というカタチを形成する。そして、この1-2体制はレース中盤まで続いた。

レースも半ばの26周目。やっとトップをハミルトンが奪い返し、ハミルトン、マッサ、ボッタス、ロズベルグというオーダーとなる。この時1位から4位までの差は6秒足らず。まだ、上位4台には表彰台の一番高いところに上るチャンスがあった。

しかし、ハミルトンは順調にラップを重ねる。そして4番手のロズベルグも、39周目にボッタス、そして40周目にマッサを交わして3位に浮上する。

レースも残り8周というところで降った雨、そしてドライからインターミディエイトへのタイヤ交換のタイミングなどをうまく利用して、3位に浮上したのはフェラーリのベッテルだった。雨を予想して一足早くインターミディエイトにタイヤ交換をした作戦が見事にあたり、2台のウイリアムズ勢のアンダーカットに成功したのだった。

ファイナル・ラップには雨もやみコース上には虹が映る素晴らしいロケーションの中、ハミルトンが今季5勝目を地元イギリスで上げた。序盤こそ、2台のウイリアムズ勢にもっていかれた感じのレースだったが、中盤以降はハミルトンのレース運びだった。

なお、スタート直後のクラッシュでフロント・ウイングを交換したマクラーレンのアロンソは、終始耐えるレースを行い、終わってみれば10位入賞。今季初ポイントを上げた。

次戦は、7月26日、ハンガリーGPだ。



第9戦 イリギスGP結果

1L.ハミルトンメルセデス-AMG
2N.ロズベルグメルセデス-AMG
3S.ベッテルフェラーリ
4F.マッサウイリアムズ
5V.ボッタスウイリアムズ
6D.クビアトレッドブル
7N.ヒュルケンベルグフォースインディア
8K.ライコネンフェラーリ
9S.ペレスフォースインディア
10F.アロンソマクラーレン

ポイント・ランキング

1L.ハミルトン194
2N.ロズベルグ177
3S.ベッテル135
4V.ボッタス77
5K.ライコネン76
6F.マッサ74

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