ジャガーF-ペース、最新フォト

公開 : 2015.07.29 22:40  更新 : 2017.06.01 02:09

ジャガーは、灼熱のドバイの砂塵から、スウェーデン北部の氷雪まで、地球上で最も過酷とされる環境下で、F-ペースの限界性能を試す走行テストを実施した。このほど、その写真が公開された。

F-ペースには、極限の環境下でも、すべてのシステムが完璧に機能するよう、ジャガー史上最も過酷な部類に入るテストプログラムが課せられたという。

F-ペース担当ビークル・プログラム・ディレクターのアンドリュー・ワイマンは次のように語っている。

「私たちはF-ペースを開発するにあたり、ジャガーに求められる乗り心地や、ハンドリング、洗練性を提供すると同時に、あらゆる路面、あらゆる天候下における卓越した能力と安定性を追求した。それぞれのコンポーネントにおいて細部に至るまでこだわりを持って設計すると同時に、最も厳しい条件下でF-ペースを徹底的に検証しており、世界中のお客様の期待を上回ることができると自負している。」

スウェーデン北部のアリエプローグにあるジャガー・ランドローバーのテスト施設は、冬の平均気温がマイナス15度を上回ることがほとんどなく、マイナス40度まで下がることも珍しくないロケーション。全長60kmのハンドリング試験専用コース、山道の上り下り、摩擦差のある直線道路、オフロード・エリアなどを備えたこの施設は、全輪駆動システムやダイナミック・スタビリティ・コントロール、およびジャガー独自のASPC(オール・サーフェイス・プログレス・コントロール)といった技術を最適化する上で理想的な環境だとのこと。この施設で実施した走行テストにより、F-ペースは、アスファルトや、雪上、氷上でも、ジャガーのダイナミクスDNAの基盤である、確かなステアリングフィールと敏捷性を提供できることを証明したと、ジャガーは発表している。

さらに、日陰でも気温が50°を超えることがあり、直射日光の下に停車した場合、車内の温度は70°にまで上昇するドバイは、まさに室温調節システムから、インフォテインメント・タッチスクリーンに至るまで、極端な高温と湿度の中で完璧に機能するかどうかを検証するのにふさわしい環境だったという。

街中での走行テストの場合はエアコンの効いた快適な環境下でできるが、この種のテストサイクルでは、高温かつ空気の流れが少なく、非常に負荷がかかるなかでも冷却システムが作動するよう設計されるのだという。

F-ペースは、砂利の山道での走行テストも行っており、このようなプログラムを組み入れるのは、ジャガーとして初めての試みである。こうした細部へのこだわりを通じて、ジャガー初のパフォーマンス・クロスオーバーであるF-ペースを、セグメントのベンチマークに据えることができたとしている。

ジャガー・ランドローバー・グローバル・オペレーションズのディレクター、アンディ・グロスとの一問一答

F-ペースは、なかなか聞き慣れない名前ですが決定した経緯を教えてください。

「決定までに数えきれないほどディスカッションしました。まず優先させたのが、今やわれわれの方向性の支柱となっているF-タイプとの関係性の強調。これに加えて、50年代、60年代に好んで使用したキャッチフレーズである ’グレイス、ペース、スペース’ というスローガンをベースにしたのです」

F-ペースの重要性はどれくらいのものでしょうか?

「XEと並ぶビッグ・セラーになることが予想されます。この5年でF-ペースの属するカテゴリーは3倍近くの規模になりました。ここから5年後は、さらに30%大きくなるはずです。中国、アメリカ、ヨーロッパの市場を考えると、極めて重要なモデルなのです」

ランドローバーのモデルとの対立は心配ですか?

「まったくそんなことはありません。外観はランドローバーのそれと大きく異なっています。それにランドローバーはオフロード上でのパフォーマンスに特化していますが、F-ペースはハイウェイの使用をメインに考えていますから」

F-ペースやXEの存在を抜きにしても、近年は満足のいく結果が出ているのではないですか?

「その通りです。2014年度は前年より9%アップの462,678台を売り上げることができました。過去10年で最良の結果です。さらに今年は12の新製品を計画していますから、ジャガー史上初の500,000台も夢ではありません」


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