フェラーリ・ディーノ、ファースト・スクープ

公開 : 2015.08.12 22:50  更新 : 2017.06.01 02:09

2018年に登場する予定のV6ユニットを搭載したフェラーリ・ディーノの最初のスクープ・ショットだ。今年の初め、フェラーリのチーフも務めるセルジオ・マルキオーネはAUTOCARの質問に関して “いつとは答えられない” としながらも、ディーノの存在については認める発言をし、すでにその開発が進行していることも明らかにしている。

このテスト・モデルは458イタリアのボディを被せられているが、その姿をスクープしたフォトグラファーによれば、現行の488GTBの3.9ℓV8ターボ・ユニットとは異なるサウンドであったという。また、この写真から、488GTBに採用されているセンター出しのエグゾーストではないこともわかる。その代わりに、ディフューザーの上、リア・バンパーに2つの穴が開けられているのがわかる。

そのサウンドが、アルファ・ロメオ・ジュリア・クアドリフォリオヴェルデに使用される3.0ℓV6ツインターボ・ユニットと似ていたされるのも注目に値する。この510psを発揮するジュリア用ユニットは、新しいディーノに使われるエンジンのベースとなると思われる。マルキオーネも、AUTOCARにディーノのユニットについてはV6であり、ポジティブに開発に向き合っていると話していた。

このディーノのボディワークについては、カット&シャットと呼ばれる切り詰めた、そして蓋をした形状が特徴だという。458イタリアに比べてより短いドアとリア・セクションを持ち、エンジン冷却用のサイド・エア・インテークも独特のスタイルになっているという。リア・ホイールアーチも、458イタリアとは異なるサイズのエンジンが搭載されることを示唆している。

このテスト・モデルのナンバーは、マラネッロのナンバーではなく、ドイツのナンバーであった。ホワイトの字に赤いナンバーは、ドイツではプリプロダクション・モデルに与えられるもので、HNという頭文字からはハイルブロンで登録されたことがわかる。このハイルブロンは、ボッシュの本社近くの都市の名前だ。フェラーリとボッシュは、先進のエンジニアリングとソフトウェア・プロジェクトに一体となって取り組んでいることが知られているが、このプロトタイプはボッシュが新しいV6の開発にも共同で取り組んでいることを明確に示している。

フェラーリは、この£150,000(2,900万円)の新しいディーノに関連して2つの特許を出願している。その一つは、”内燃機関エンジンの部分的シリンダー処理” というもので、低負荷時に片側のバンクを休止させるというものだ。具体的にはV6を示しているという。この特許は、ターボ・エンジンのためのもので、ジュリアのツインターボにもこの技術が使用される模様だ。もうひとつの特許は、電気的な援助を持つターボチャージャーである。これは、ターボ自体に内蔵される電気モーターを利用してターボラグを極力なくそうというものだ。この2つの特許は、2016年10月15日以前には公開されないので、更に詳しい情報は伝わってこない。


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