フォルクスワーゲン・バド-eコンセプトをCESで公開

公開 : 2016.01.06 22:47  更新 : 2017.06.01 01:40

フォルクスワーゲンは、バド-e (Budd-e) コンセプトを、ラスベガスで開催されているCES(コンシューマー・エレクトリにクス・ショー)で公開した。このモデルは、2018年に生産を開始する予定の4WDの電動MPVをプレビューしたモデルでもある。

バド-eは、エミッション・スキャンダルに揺れるフォルクスワーゲンにあって、マティアス・ミューラーが放つ起死回生のモデルのひとつで、EVでのイニシアティブを取ろうとする存在である。

最新のちリウム・イオン・バッテリーを搭載し、ヨーロッパのテスト・サイクルでは500kmの航続距離を達成している。この数値は、e-ゴルフの343kmを遥かに上回るものだ。

オリジナルのマイクロバスをイメージしたバド-eは、フォルクスワーゲンのブラウンシュバイクを拠点とするR&Dセンターで開発される最初の市販をターゲットとしたEVモデルとなる。そのスタイリングは、2011年のジュネーブ・モーターショーで公開されたブィ・コンセプトをベースとしたもので、全長4597mm、全幅1940mm、全高1835mmというサイズ。プラットフォームはMEB(モジューラー・エレクトリック・ドライブ・キット)が使用される。

このアーキテクチャーは、ポルシェ・ミッションEや、アウディe-トロン・クワトロなどのベースともなるもので、94.6kWhのバッテリーを持ち、3151mmのホイールベースが採用されている。

バッテリーはプラグイン・システムが採用されており、僅か30分の充電で80%、150kWに回復するという。これで427kmの航続距離を稼げるという。

モーターはブラシレスで、フロントのショート・ノーズの下に1個、そして独立リア・サスペンションに1つ搭載される。前者は136ps、20.3kg-m、後者は170ps、29.6kg-mのパワー、トルクを持つ。合計では306ps、49.9kg-mとなる。

パフォーマンスは。0-100km/hが6.9秒、最高速度は180km/hだ。

そのスタイリングは、日本の軽自動車を思わせるもので、四角いフォルムが特徴。丸めに見えるヘッドランプがアクセントとなる。また、e-UP!やe-ゴルフで使用されているC型のシェイプを持つデイタイム・ドライビング・ライプも特徴。ルーフには、太陽電池パネルが装備され、大きなグラスハウスを確保するためにピラーレス・デザインだ。

キャビンへの乗り降りは、コンベンショナルはヒンジを持つフロント・ドアと、リアのスライディング・ドアから。また、リアのはッチはバンパー・レベルから開閉が可能だ。

インテリアは、インターネットに接続された大型のインフォテインメント・システムを持つデジタル・ダッシュボードがドライバーを迎え、セパレートのフロント・シートと、ラウンジ・スタイルのリア・シートが装備される。

またこのバド-eでは、2017年に登場するトゥアレグの後継モデルに採用される予定の、ジェスチャー・ベースのコントロール・システムと、オート・パーキングも装備されている。

CESに於ける基調講演で、ハーバート・ディエズは、「オリジナルのマイクロバスは平和、希望、幸福の具現化だった。われわれは、バド-eで新しいモビリティを体験できるようなクルマを作りたかった。」とコメントしている。

関連テーマ