海外ニュース / シリンダーストップを導入したフォード1.0ℓエコブースト

公開 : 2016.01.12 21:25  更新 : 2017.06.01 01:40

フォードはデトロイト・モーターショーで1.0ℓのエクブースト・エンジンのライトウエイト・バージョンのコンセプトを発表した。

このコンセプト・ユニットは、シリンダー・ストップ機構を持ち、2気筒で動作することも可能。開発期間は1年を費やしたという。ウエイトは15.5%も軽量化されている。ブロック、シリンダー・ヘッド、コネクティング・ロッド、フロント・カバー、オイル・パンはすべて修正されている。ブロックは40%軽い14kg。新しい素材とアッセンブリーに新しい工法を用いている。シリンダー・ヘッドはカーボンファイバー製で、コネクティング・ロッドは鍛造アルミニウム製、フロント・カバーとオイルパンはカーボンファイバー製となる。その結果、軽量化のみならずNVHの向上も図られている。

フォードは、3気筒ユニットの中央のシリンダーを停止するシリンダー・アクティベーション・テクノロジーも組み込んでいる。パワートレイン・リサーチ&アドバンス・テクノロジーのディレクターであるアンドレアス・シャマルは、「3気筒ユニットのうち1本のシリンダーをストップさせることは、エンジンに快適性を損なうことなく経済性を向上する」とコメントしている。

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