ロータス・エミーラ 2.0L直4の初期限定モデル公開 8速DCTにAMG製「M139」搭載

公開 : 2022.03.16 21:05

英ロータスは、AMG製2.0L直列4気筒を搭載するエミーラ・ファースト・エディションの詳細を公開しました。

2.0L 4気筒のファースト・エディション登場

ロータスは、エーミラの初期限定仕様「ファースト・エディション」の2.0L 4気筒モデルの詳細を発表した。現在、ロータスの英国向けウェブサイト上でコンフィギュレーターが公開されている。

エミーラは、3月29日に新型SUV「タイプ132」が世界デビューし、電動化の時代に突入する前の、ロータス最後のガソリンエンジン搭載車となる。先に発表されたV6エンジンのファースト・エディションは、予想をはるかに上回る注文を受けているという。

ロータス・エミーラ
ロータス・エミーラ    ロータス

今回イギリスで公開された新しい4気筒モデルは、AMGの直噴エンジン「M139」の専用バージョンを採用している。これは公道走行が認められている世界で最もパワフルな2.0L直列4気筒エンジン(最高出力は排気量1Lあたり210ps)で、ミドシップのエミーラ向けに専用のチューニングが施され、最高出力365psを発揮する。

ロータスによると、最先端のテクノロジーを駆使し、卓越したパフォーマンスと低排出ガスを実現しているという。ローラーベアリング付きツインスクロールターボチャージャーは、高速回転とラグの最小化を図っており、エグゾーストシステムはロータスが設計したエミーラ独自のものとなっている。

ロータス初のパドルシフト付き8速DCTを標準装備しているのも特徴の1つ。ロータスの車両特性担当ディレクター、ギャバン・カーショウは、次のように述べている。

「このトランスミッションは、ロータスがAMGと共同開発した後輪駆動用の特注品です。その上、ギアシフトは車両の性能特性の一部として、ヘセル本社のチームによって調整されています。これはエミーラ独自のもので、卓越したドライビング・エンゲージメントとパフォーマンス、燃費、排出量をベストな状態にブレンドするために最適化されています」

初期モデル限定のスタイリング

4気筒のファースト・エディションは、独自のエンジンベイカバーとCピラーバッジを備えている。V6ファースト・エディションと同様、顧客の好みに合わせた仕上げや素材を「無償」でオプション設定することが可能だ。また、オプションも追加され、さらに個性的なカスタマイズが可能となっているという。

ホイールは、20インチの超軽量Vスポーク鍛造アルミが装着され、ダイヤモンドカットによるツートンカラー、シルバー、グロスブラックから仕上げを選択できる。2ピースのブレーキディスク(レッド、ブラック、イエロー、シルバーの4色)とタイヤ空気圧モニターシステムのTPMSも装備する。

ロータス・エミーラ
ロータス・エミーラ    ロータス

ボディカラーは、セネカブルー、マグマレッド、ヘセルイエロー、ダークバーダント、シャドーグレー、ニンバスグレーの6色が用意された。

エクステリアでは、LEDライト、チタン製エグゾーストフィニッシャー、ヒーター付き電動格納ミラー、リアパーキングセンサーなどを装備。また、「ロワー・ブラックパック」を標準装備し、フロントバンパーのエアブレード、フロントスプリッター、サイドシル、リアディフューザーをグロスブラックで仕上げている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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