捕まる前に 電動キックボード、免許不要もナンバー/保険は「義務」 違法車体は排除方針

公開 : 2023.07.10 17:23

アマゾン/メルカリ/ヤフー/楽天等が参加

いくつかの通販サイトを見てみたが、特定原付のための道交法など特設ページを作りしっかりとした取り組みをおこなっているのは今のところアマゾンだけであった。

アマゾンでは個々の販売ページにも、公道で走る際の注意点が目立つように記されている。

検査機関で保安基準適合のお墨付きである認証シールを貼るには100万円近い審査料も必要となる。
検査機関で保安基準適合のお墨付きである認証シールを貼るには100万円近い審査料も必要となる。

保安基準に適合してナンバーを取得し公道(歩道)を走る仕様にするには諸々の費用がかさむ。検査機関で保安基準適合のお墨付きである認証シールを貼るには100万円近い審査料も必要となるため車体価格は10万円台前半から30万円前後まで。

いっぽう、違法車体は安いものだと2〜3万円から販売されている。

免許のない人たちが悪徳業者の言葉をうのみにし、あやふやな情報をもとにナンバーもつかない車体を公道で乗り始めるとなれば、必ず事故は増えるだろう。

クルマのドライバーからも歩行者からも恐ろしい存在となるが、ナンバーのない電動キックボードには近づかないなど自衛策を講じるしか今のところ対処方法はなさそうだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    加藤久美子

    Kumiko Kato

    「クルマで悲しい目にあった人の声を伝えたい」という思いから、盗難/詐欺/横領/交通事故など物騒なテーマの執筆が近年は急増中。自動車メディア以外ではFRIDAY他週刊誌にも多数寄稿。現在の愛車は27万km走行、1998年登録のアルファ・ロメオ916スパイダー。クルマ英才教育を施してきた息子がおなかにいる時からの愛車で思い出が多すぎて手放せないのが悩み。

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