ヴァン・デン・アッカー、次期エスパスを語る

公開 : 2013.06.06 13:52  更新 : 2017.06.01 01:54

ルノー・エスパスの次期モデルは今年後半に発表されることが予定されているが、MPVにはならないようだ。ブランド・チーフ・デザイナー、ローレンス・ヴァン・デン・アッカーによれば、「MPVとクロスオーバーの間に立つ美しいクルマ」であると、AUTOCARに語った。

「エスパスはリスペクトされるべきモデルだ。しかし、現行エスパスは11年前の設計で、すこしばかり生きながらえさせ過ぎた。」

レポートによれば、エスパスはルノー/日産のCFM1プラットフォームをベースに造られるとしている。また、CFM1プラットフォームを使用する最初のモデルになるともされている。このプラットフォームは新しいラグナにも使用される予定である。

新しいエスパスは、ヴァン・デン・アッカーの「サークル・オブ・ライフ」シリーズの最後を飾るモデルとなる。そのシリーズは、ルノー・デジール・コンセプトからスタートしている。

「われわれはデザインの観点から、完全にブランドを再構築する予定だ。それは、クリオ、キャプチャーにはじまり、それに続くモデル達に採用される。われわれは、強い顔を持ち、魅力的で、ポジティブで、フランスらしいクルマを造る予定だ。」

低価格路線のダチアとの分離という点からも、ルノー・デザインの再構築が必要だったという。

「ルノーは官能的で、ダキアは合理的だ。」

また、彼は最近流行のレトロなデザインについてもAUTOCARにこう話した。

「私は、過去ではなく将来を設計するためにルノーにいる。クリオ、メガーヌ、ラグナ、キャプチャーといったラインナップを確立しなければならないのだ。私の意見を言わせてもらうならば、レトロ・スタイルを戦略とするというのは、他に何か問題があるとしか言いようがない。確かに、余裕が出てくれば、レトロなクルマもいいだろう。しかし、われわれにはそんな余裕はない。」

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