Juju(野田樹潤)ブログ

2021.05.12

Juju(野田樹潤)は2021年シーズン、再びデンマークF4に参戦。スケジュールもお伝えします。

【Juju(野田樹潤)ブログ】第52話:2021年シーズンもデンマークF4参戦決定 もうすぐ開幕!

もくじ

2年目のデンマークF4 欧州巡りも予定
2021年デンマークF4選手権の概要
アメリカからデンマークへ 怒涛の忙しさ

2年目のデンマークF4 欧州巡りも予定

photo:NODAレーシングコンサルタンツ

日本の皆さん、約1か月のご無沙汰でした。Jujuです。

わたしたちは今、昨年過ごしたデンマークに戻ってきています。今年もF4デニッシュチャンピオンシップ(デンマークF4選手権)に参戦することが決定したのです!

さらに今年は、デンマークF4の合い間を縫ってヨーロッパ中のサーキットで練習走行に励むことも予定しています。

来年以降もヨーロッパでのレース活動することを考えているので、様々なサーキットを走って経験を積んでおきたい、ということです。

クルマはその時手配できる車輛ということになると思いますが、それもわたしにとってはいい経験になるはずです。

昨年の終わりから今年の3月まで、わたしたちはアメリカでF4 US選手権を戦うために準備を整えてきました。

ですが開幕戦の直前になってアメリカでの参戦を見送ることになり、ファンの方、関係者の皆様にはたいへんご心配をおかけしました。

わたしとしても、F4 USの開幕戦であるロードアトランタの公式走行ではトップタイム&コースレコードを記録していたので、アメリカ撤退は悔しい決断となりました。

でも今は2年目となるデンマークF4選手権にチャレンジできる、というワクワク感でいっぱいです。タイトル目指して頑張ります!

2021年デンマークF4選手権の概要

昨年は新型コロナウィルス感染拡大の影響で3ラウンド、9レースがおこなわれただけで終わってしまったデンマークF4選手権。

今年のスケジュールは7ラウンド、21レースが計画されています。

昨シーズンのデンマークF4のもよう。 写真:野田英樹

レースのスケジュールは以下の通りです。

第1ラウンド

5月15〜16日 パドボーグ・パーク
1周2.07km 3戦

第2ラウンド

6月12〜13日 ストルップ・レースウェイ
1周2.13 km 3戦

第3ラウンド

6月19〜20日:パドボーグ・パーク
1周2.07km 3戦

第4ラウンド

8月20〜22日:ユトランドリンク
1周2.3km 3戦

第5ラウンド

9月4〜5日:パドボーグ・パーク
1周2.07km 3戦

第6ラウンド

9月18日:リング・ジュルスランド
1周1.75km 3戦

第7ラウンド

10月2〜3日:ユトランドリンク
1周2.3km 3戦

開幕戦はなんと今週末。でも遅い開幕だからこそ、わたしたちが間に合ったわけで、これはラッキーといっていいでしょう。

昨年10月に予定されていて、キャンセルとなった隣国スウェーデンのストルップ・レースウェイ以外は全てデンマーク国内でのレースとなります。

デンマークの3つのサーキットは昨年全てポールポジションを取っているので、熟知していると言っていいでしょうね。

昨年の経験を活かしたいと思っています。

アメリカからデンマークへ 怒涛の忙しさ

この1か月はツイッターも更新できないほどの忙しさでした。

わたしというより、チームが大変でしたね。自宅探しもままならず、ADRIAのモーターホーム(とっても快適です!)に寝泊まりしながら準備を進めてきました。

谷嶋メカニックも野田監督も。まさに不眠不休で頑張ってくれています。

デンマークで使用していたADRIAのモーターホーム。 写真:野田英樹

デンマークで使用するマシンは昨年使っていたミゲールM14で、エンジンはルノー製です。アメリカではリジェのシャシーとホンダ・エンジンだったので、同じF4選手権といっても、ほとんど共通しているものはない感じですね。

スポンサーに関しても、アメリカF4参戦と全く同じ体制になっており、こちらも本当に感謝しかないですね。わたしのマシンの名称は「ROKiT T-POINT mikiHOUSE M14」となります。

デンマークに到着してから、練習走行は少しだけできました。昨年実感できたスピードを確実に勝ちに結びつける、というのが今年のわたしの課題だと思っています。

今シーズンも応援、よろしくお願いします!

記事に関わった人々

  • 執筆

    Juju(野田樹潤)

    Juju Noda

    2006年生まれ。3歳でカートを始める。経験を積み、9歳で最年少デビューを果たしたFIA-F4マシンでは11歳で「U-17大会」に出場。2018年にはF3マシンに挑戦し、2020年はデンマークF4参戦デビューウィン。2021年はアメリカF4 USとデンマークF4。2022年は「Wシリーズ」ドライバーオブザイヤーを獲得。2023年に獲得したユーロフォーミュラのウィナー、ZinoxF2000のチャンピオンはいずれも女性初。2024年日本最高峰レースのスーパーフォーミュラに史上最年少、日本人女性初のデビューを果たす。目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」。2024年8月、FORBES JAPAN 30 UNDER 30 2024「世界を変える30歳未満」30人に選出された。
  • 編集

    上野太朗

    Taro Ueno

    1991年生まれ。親が買ってくれた玩具はミニカー、ゲームはレース系、書籍は自動車関連、週末は父のサーキット走行のタイム計測というエリート・コース(?)を歩む。学生時代はボルボ940→アルファ・スパイダー(916)→トヨタ86→アルファ156→マツダ・ロードスター(NC)→VWゴルフGTIにありったけのお金を溶かす。ある日突然、編集長から「遊びにこない?」の電話。現職に至る。
 
 

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