Juju(野田樹潤)ブログ

2025.04.17

スーパーフォーミュラ第2戦と第3戦の合間を縫って、3週間に渡る走り込みを行ったJuju選手。その舞台は、ヨーロッパでした。

【Juju(野田樹潤)ブログ】第115話:ヨーロッパで走り込み、コースレコード目前!

もくじ

最初は初LMP2マシンでした

ベルギーから、はるばるスロバキアへ

700馬力のマシンでレコードに挑戦!

最初は初LMP2マシンでした

みなさんこんにちは、Juju(野田樹潤)です。

前回のレポートでは、3月に鈴鹿サーキットで開催された全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)の開幕戦の模様をお伝えしました。

今回はその鈴鹿のレースの後にヨーロッパを旅してきたお話をしようと思います。旅といってももちろん観光ではないですよ、私の場合。いつものように走り込みです。

さすが24時間走り続けるマシン。カーボンブレーキ始め、いろいろなパーツが頑丈な感じでした。

今回のヨーロッパ滞在はけっこう長くて、3週間弱。最初はベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットを訪れ、LMP2マシンを走らせました。アルガルベ・プロ・レーシングというチームが持っているマシンです。

スパのコースは経験があります。初めて走ったのは、2023年5月、ユーロフォーミュラオープンの第3戦でした(編集部注:【Juju(野田樹潤)ブログ】第86話:初めてのスパフランコルシャン ユーロ・フォーミュラ・オープンチャンピオンシップ(EFO)ラウンド3 をご覧ください)。

長いスティントも体力的に問題なく走れて、自信がつきました。

そして、プロトタイプ・スポーツカーの運転経験としては、LMP3をドライブしたことがありますが、よりハイパワーなLMP2は今回が初めてでした。

フォーミュラカーに大きなカウルをかぶせたようなマシンのダウンフォースは、スロットルペダルを踏めば踏むほど路面に吸いつくような感じで、強烈でした。

スパで走ったのは2日間でしたが、有意義で楽しい時間でした。

レースシミュレーションで45分のスティントを2回走ったり、あとはセッティングを色々試したり。今回は1台のマシンを3人のドライバーでシェアしており、その中の1人は2023年のFIA F2チャンピオン、テオ・プルシェール選手でした。私は彼とほぼ同等のタイムでラップできていたので、タイム的にも満足のいくものでした。

記事に関わった人々

  • 執筆

    Juju(野田樹潤)

    Juju Noda

    2006年生まれ。3歳でカートを始める。経験を積み、9歳で最年少デビューを果たしたFIA-F4マシンでは11歳で「U-17大会」に出場。2018年にはF3マシンに挑戦し、2020年はデンマークF4参戦デビューウィン。2021年はアメリカF4 USとデンマークF4。2022年は「Wシリーズ」ドライバーオブザイヤーを獲得。2023年に獲得したユーロフォーミュラのウィナー、ZinoxF2000のチャンピオンはいずれも女性初。2024年日本最高峰レースのスーパーフォーミュラに史上最年少、日本人女性初のデビューを果たす。目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」。2024年8月、FORBES JAPAN 30 UNDER 30 2024「世界を変える30歳未満」30人に選出された。

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