Juju(野田樹潤)ブログ

2024.02.29

【Juju(野田樹潤)ブログ】第101話:スーパーフォーミュラ、鈴鹿テストが終わりました。

初めて尽くしの走行。経験あるのみ

テストの前にTGMチームの監督や担当エンジニアと様々なスケジュールを立てていましたが、それは雨のために出たとこ勝負のような感じになってしまいました。私はマシンにも慣れないといけませんが、それだけではなく鈴鹿サーキットにも、レース中のタイヤ交換にも慣れなければいけません。

さらには1時間以上も走り続けるレースというものも初めてなので、今回はレースディスタンスのロングランも予定していたのですが、それもダメになってしまいました。

さて走りはじめたときの印象は……速い!という感じでしたね。1コーナーや130Rのような高速コーナーを、ウェットでスーパーフォーミュラのスピードで入っていくというのはこれまでにない経験でした。少しずつ限界に近づいていったわけですが、タイヤの温度も上がらないし、見極めが難しい。

経験豊富な選手でもけっこう滑ったりしていたので、1日目はかなり難しいコンディションだったんだと思います。

今回の走行ではTGMグランプリのエンジニアとコミュニケーションをとりながら走ったことも、私が経験してきたレースとの違いでした。これまではおもに父(野田英樹)と無線で話しながらの走行が多かったのですが、今回からはエンジニアにマシンの状態を尋ねられることも多くなり、フィードバックをしていかなくてはいけない。今回は本当に初めてのことが多かったわけです。

記事に関わった人々

  • 執筆

    Juju(野田樹潤)

    Juju Noda

    2006年生まれ。3歳でカートを始める。経験を積み、9歳で最年少デビューを果たしたFIA-F4マシンでは11歳で「U-17大会」に出場。2018年にはF3マシンに挑戦し、2020年はデンマークF4参戦デビューウィン。2021年はアメリカF4 USとデンマークF4。2022年は「Wシリーズ」ドライバーオブザイヤーを獲得。2023年に獲得したユーロフォーミュラのウィナー、ZinoxF2000のチャンピオンはいずれも女性初。2024年日本最高峰レースのスーパーフォーミュラに史上最年少、日本人女性初のデビューを果たす。目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」
  • 撮影

    遠藤樹弥

    Tatsuya Endoh

    1996年兵庫県に生まれる。小学生の頃からカメラ好きの父親に連れられサーキットに通い始め、モータースポーツの迫力の虜になる。時が経ち、エンジニアを目指し某自動車専門学校に入学するも、かつて味わったレース撮影の面白さを忘れられず。夢への情熱が再燃し、大阪で写真の専門学校に通う。卒業後、晴れてモータースポーツフォトグラファーとして、国内外を問わず飛び回る日々を送る。日本レース写真家協会(JRPA)会員、ソニー・イメージング・プロ・サポート会員。
 
 

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