思わず欲しくなりました ジープ・アドベンチャー・アカデミー2022に参加 現地レポート

公開 : 2022.06.09 19:00

全員が走破したゴリゴリのオフロード

オフロードコースは大きく分けて4つ。

インストラクターの運転で、かなり極端なオフロードコースを体験する「オフロード・タクシー」。実際にわたしも体験した。同乗メンバーは大はしゃぎ。特にクルマが助手席側に大きく傾くシチュエーションでは「地面が真横にみえる!」と驚きとともに、ジープの走破性に圧倒された。

そして「モーグル」。その名の通りスキーのあのモーグルに似た悪路。左右交互に凹凸が連続する。対角線上の車輪は浮く。インストラクターはクルマの横を歩きながら必要があれば指示をだす。この状態でいかに安全なコントロールができるかを学んだ。

大きな斜面が現れる。ここでは「ヒル・ディセント・コントロール」を体感した。「いってみればオフロードのクルーズコントロールですよ」とインストラクター。確かにと、1人感心する。急な傾斜のラフなアクセル/ブレーキ操作は、時によくない方向へ転じる。これらをクルマに任せ、ドライバーはハンドル操作に集中する。ゆっくりと、そしてすべてのクルマが走破した。

インストラクターの姿も印象的だった。全員の知識が豊富で主体的だと感じた。

その先にあるバンクは左右に大きく傾いた状態で斜面を進む。コントロール性がクルマに求められる。

間違いなく参加者の目はキラキラしていた。自分のクルマを運転し、体験できるのは貴重だと思う。

インストラクターは他メーカーの試乗会を担当したこともあるという。「ここまでハードなのはジープ以外では記憶にないですね」と語った。

泥だらけになった参加者のクルマは、列になってケルヒャーの高圧洗浄を受け、夕食=星空バーベキューの会場へ移動した。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    上野太朗

    Taro Ueno

    1991年生まれ。親が買ってくれた玩具はミニカー、ゲームはレース系、書籍は自動車関連、週末は父のサーキット走行のタイム計測というエリート・コース(?)を歩む。学生時代はボルボ940→アルファ・スパイダー(916)→トヨタ86→アルファ156→マツダ・ロードスター(NC)→VWゴルフGTIにありったけのお金を溶かす。ある日突然、編集長から「遊びにこない?」の電話。現職に至る。

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