思わず欲しくなりました ジープ・アドベンチャー・アカデミー2022に参加 現地レポート

公開 : 2022.06.09 19:00

「星空バーベキュー」で感じた温かさ

メインイベントのあとは「星空バーベキュー」だ。全参加者が星空のもと、田中ケン氏プロデュースのバーベキューを楽しんだ。食後の豪華なじゃんけん大会も大いに盛り上がった。

そこで語られた2つの物語が特に印象に残った。

1つは参加者の1人が、大きな絆創膏を持参し、参加者に配ったお話。オフロード走行でクルマに傷がつくかもしれないと先回りした温かさだった。

もう1つはオーストラリア発祥「ジープ・ダック」のお話。日本ではまだ馴染みがないかもしれない。海外ではジープ・コミュニティの間でおもしろがられている。小さなアヒルの人形を、同じジープ・ユーザーのクルマに放りこむ(あるいは手渡ししたり)

これを受け取った人は、SNSにアップしたり(タッギングならぬダッギング)、メッセージを書いて別のユーザーのクルマに受け継ぐ。これをおもしろがり、そして積極的に参加する。これまた温かさ。

クルマを買ったあとの楽しみ方を提案してくれるメーカーはあまりない。仲よくなった参加者も異口同音にそういった。

星空バーベキューでは参加者どうしの会話も盛り上がった。どんなクルマと迷ってジープにしたのか(高級ドイツメーカーとの比較検討が多かった)。またジープに乗って、どこでどんな生活をしているか(これは都市部と郊外=山林や海辺ではっきりと分かれた)

駐車場を見渡すと、汚れたクルマの見せあって盛り上がっていた。「この泥のぐあい、かっこいいですね!」。空を見上げると星が輝いていた。気がつくとわたしは公式サイトを訪れてジープの購入検討をしていた。

2日間目はコンボイ走行/表彰台を経て、ロッテ・アライ・リゾートのアトラクションで大人も子どもも大いに遊んだ。2日間にわたる大きなイベントだった。多くの反響があったという。今後さらに大きな規模のイベントを検討中だそうだ。「ジープ・ウェーブ」(https://jeep-real.jp/jeepwave/)をチェックすれば最新情報も入手できる。

「ジープのオーナーは自由/本物/冒険/情熱と密接に結びついています」。講義の冒頭で語られた言葉だ。2日の体験を経て、そのとおりだと心から思った。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    上野太朗

    Taro Ueno

    1991年生まれ。親が買ってくれた玩具はミニカー、ゲームはレース系、書籍は自動車関連、週末は父のサーキット走行のタイム計測というエリート・コース(?)を歩む。学生時代はボルボ940→アルファ・スパイダー(916)→トヨタ86→アルファ156→マツダ・ロードスター(NC)→VWゴルフGTIにありったけのお金を溶かす。ある日突然、編集長から「遊びにこない?」の電話。現職に至る。

関連テーマ

おすすめ記事


ジープ ラングラーの人気画像