大画面ナビが「音声操作」で変わる! 便利なだけじゃない、ケンウッド彩速ナビ「TYPE M」、進化の狙いは?

公開 : 2023.06.22 17:00

大画面・高画質の楽しみ方 ラインナップ紹介

撮影協力:オレンジツリー

音声操作を楽しみながら走っていたら、目的地の宮ヶ瀬湖が近づいてきた。ここでは、ツーリングを楽しむ人たちにも人気のある「オレンジツリー」に立ち寄ることに。

緑に囲まれたカフェレストラン「オレンジツリー」(神奈川県相模原市緑区鳥屋1738-14)でコーヒータイム。クルマ好きや多くのライダーが集まることで知られる。虹の大橋そばのログハウスが目印だ。

湖周辺には素敵なレストランやカフェが点在している地域だが、森の中の環境は清々しい。

スマホの動画 ワイヤレスで再生

ちなみに、彩速ナビ TYPE Mは、スマホを使って動画撮影をした映像を大画面で楽しむことも可能だ。

Android端末はワイヤレスミラーリングに対応しているので、スマートに使いこなせる。

カフェの様子をスマホで動画撮影。その映像を彩速ナビで見られるのも大画面の楽しみ方の1つ。Android端末ならワイヤレスミラーリングで手軽に接続できる。
TYPE MとリアモニターをHDMI接続すれば、映像コンテンツやスマホ経由での動画配信サービス視聴など、フルHDでエンタメを楽しめるのは魅力。

TYPE Mは地図も映像も音楽もフルHDで堪能できるため、別売りのリアモニターと接続すれば、スマホを経由してストリーミング再生を楽しんだり(※通信機能は自身のスマートフォンを利用)、端末に記録した映像など、みんなでエンタメを満喫することもできる。

知っておきたい 4つの大画面モデル

彩速ナビ TYPE M。地図も映像も彩鮮やかで美しく、操作も切替えも高速レスポンスで扱える点は期待通り、使っていて爽快だった。

機能が複雑化すると扱いづらくなるケースもあるが、ファンが期待する性能はしっかりと継承。細部を見直し、開発者の地道な取り組みが実を結んだ形だ。

もう1つ注目して欲しいのが市場のニーズを捉えたラインナップ構成。

フラッグシップにあたる彩速ナビ TYPE Mは大画面とハイエンドな機能性を9V型のみに一本化したが、彩速ナビの優れた基本性能とコスパをバランスさせた『TYPE S』に8V型と7V型を設定。

カーナビの選択は車格や予算に応じて重視する点が異なるが、「自分にぴったり」と思える選択肢が用意されている。

上段が『TYPE M』の9V型フローティングタイプ(MDV-M910HDF)と、9V型インダッシュタイプ(MDV-M910HDL)、下段が『TYPE S』の8V型フローティングタイプ(MDV-S810F)と8V型インダッシュタイプ(MDV-S810L)。

なかでも、9V型と8V型はインダッシュ式とフローティング式の2種類から選べる。フローティング式ならインパネに7V型用のスペースしかなくても、TYPE Sの8V型かTYPE Mの9V型の大画面を搭載できる。8V型でフローティングが選べる点は、現時点で彩速ナビを指名買いする動機に繋がりそうだ。

話題のミラレコも音声操作できるぞ!

最近ではドライブレコーダーを装着する人も増えている。

その点では2カメラ式のドライブレコーダーとデジタルルームミラーを合体させた『ミラレコ』との連携も可能。音声操作対応のTYPE Mの場合、記録した映像は「ハイ 彩速!」→「画面切替」→「ドライブレコーダー」と語り掛けるだけで彩速ナビのモニター上にリストが表示され、大画面で確認できた。

デジタルミラー型ドライブレコーダー
『DRV-EMN5700』はTYPE Mと連携するから、音声操作でカメラの映像を確認できる。連携型のETC2.0車載器もラインナップ。安全スムースな走行、エコドライブを実現するアイテムだ。

今回の2023年モデルはカーナビの基本性能、音質、映像の質にまつわる要素は車載機器・映像技術・ホームオーディオ技術をバックグラウンドにもつケンウッドの強みを感じさせる仕上がり。

中でも音声操作がもたらす安心・安全性能、同乗者との繋がり、環境への配慮など、時代の半歩先にいくキッカケを与えてくれる。

移動をもっとスマートに、安心で快適な移動を叶えてくれそうな『彩速ナビ TYPE M』。カーライフをアップデートするのにひと役かってくれそうだ。

▶️ケンウッド彩速ナビ 公式サイトを見る

記事に関わった人々

  • 執筆

    藤島知子

    Tomoko Fujishima

    クルマ関連情報を走り好き目線と女性視点を交えながら紹介。テレビ神奈川の新車情報番組「クルマでいこう!」ではお茶の間の幅広い世代に向けて魅力を発信中。2002年よりモータースポーツに参戦、2021年はKYOJO-CUPやスーパー耐久でドライバーとして奮闘。日本自動車ジャーナリスト協会会員。2021-2022日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
  • 撮影

    神村聖

    Satoshi Kamimura

    1967年生まれ。大阪写真専門学校卒業後、都内のスタジオや個人写真事務所のアシスタントを経て、1994年に独立してフリーランスに。以後、自動車専門誌を中心に活躍中。走るのが大好きで、愛車はトヨタMR2(SW20)/スバル・レヴォーグ2.0GT。趣味はスノーボードと全国のお城を巡る旅をしている。

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