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インタビュー アマチュア集団とガスタービンカー 英国最速485.49km/hの更新に挑む

2018.02.11

エンジントラブルとの闘い

「2016年の初めころまで、どうすることもできなくて立ち往生していたんだ」とトレメインは話す。「ビルと彼のチームがシステム全体をチェックしてくれて、燃料ポンプからワッシャーがひとつ無くなっていることを突き止めてくれたんだ」。ワッシャー交換を行い、キャンベルの事故から丁度50年となる今年の1月4日にようやくエンジンのテストを行うことができた。

初めて50%以上の出力を出して、その後さらに93%、そして、翌日フロントの加圧燃料タンクにクラックが入る前には102%にまで達することができた。タンク補修を終えると、チームは速度記録への挑戦を行う日を8月17日と決めたが、カーライル空港で8月9日に行った最終テストで再びエンジンに不具合が発見された。ジェットパイプ内部のパネルがタービンを塞いでいたのだが、一旦その詰まりを除去すると、まさにエンジンは完調を取り戻したようだった。

次の週、チームは記録測定を担当するUKタイミング・アソシエーションと共にエルビントンに集合した。トレメインは最初のチャレンジに向けコックピットの中でシートベルトを締めた。「うまくいかなかったよ」と彼は思い出す。「最初の記録は332km/hだった。つまり、5年間でたった1.6km/hしか記録を延ばせなかったっていうことだ」。

パワーブースティング・リヒートにおける些細な問題によって十分な推力が得られなかったからだが、エンジンに再び不具合が発生したため、チームのダーリントンにある拠点で徹夜の修理作業を行うことになった。そして問題はこれを最後に解消し、翌朝には再度チャレンジの準備が整った。その瞬間がやって来たのだ。

 
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