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「最近のクルマは高い」を覆す、100万台でも楽しいコスパ・スポーツ8選 MTも多数

2019.06.30

買い得な国産コスパ・スポーツ5選

スズキ・アルト・ワークス(150万9840円/5速MT)

低価格のアルトをベースに開発されたスポーツモデルで、660ccのターボエンジンには特別なチューニングを施した。

最高出力は自主規制値の64psだが、最大トルクは10.2kg-mと高い。ワゴンRやスペーシアのターボは10kg-mだから、実用回転域を中心に駆動力を高めた。しかも車両重量は670kg(5速MT)と軽いから、優れた加速性能を満喫できる。

5速MTにも専用のチューニングが施され、前後左右に動く範囲を詰めて、シフトレバーの操作感を向上させた。サスペンションは硬めの設定で、機敏によく曲がる。

車内にはレカロ製シート、ステンレス製ペダルプレートなどが装着され、装備も充実させた。文字通りワークス(メーカー)の手によるチューニングカーといえるだろう。

ホンダS660β(198万820円/6速MT)

いかにもホンダらしい軽自動車サイズのスポーツカーだ。2人乗りで、660ccのターボエンジンを座席の後部に搭載する。このエンジンは先代N-BOXなどのために開発され、室内長を伸ばすために、補機類の配置を含めて縦長の形状となった。背の低いスポーツカーのボンネットには収まらず、必然的にミドシップ方式を採用している。

重いエンジンをボディの中央に搭載したから、前後輪の重量配分が優れ、全高は1180mmと低い。そのためにカーブを曲がる性能は抜群に高く、比較的急なカーブの続く峠道では、大柄なスポーツカーでは味わえない切れの良い運転感覚を満喫できる。

巻取式のソフトトップが装着され、オープンドライブも楽しめる。

スズキ・スイフト・スポーツ(183万6000円/6速MT)

コンパクトカーのスイフトは、欧州市場も視野に入れて開発され、走りの素性が優れている。このスイフトをベースに開発されたのがスイフト・スポーツだ。

エンジンは専用にチューニングされた直列4気筒1.4ℓターボで、最高出力は140ps、最大トルクは23.4kg-mに達する。

自然吸気のノーマルエンジンに換算すると、2ℓを超える性能になる。特に2000-4500rpm付近が力強い。6速MTも用意され、970kgの軽いボディと相まって、活発な加速を満喫できる。

足まわりのチューニングも巧みで、前輪駆動ながらもカーブを曲がる時に旋回軌跡を拡大させにくい。故意にアクセルペダルを戻すと、適度に後輪の横滑りも発生するから車両の動きをコントロールしやすい。ちなみに足まわりは、モンローブランド(テネコ製)となる。

 
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