283km/hのトップ・スピードと、0-100kmh加速4.5秒というパフォーマンスを持つ、第2世代のカイエン・ターボSが登場した。現行のカイエン・ターボの4.8リッターV8にチューンを施したエンジンを搭載するこのモデルは、107,460ポンド(1,350万円)という価格で、英国では来年1月から販売が行われる。

基本的にそのエンジンは、パナメーラ・ターボSに搭載されるものと同じで、インレット・マニフォールドの変更、ターボ・チャージャーのブースト圧アップ、電子制御のリマッピングなどが行われ、カイエン・ターボよりも50bhp大きい550bhpを発揮する。トルクも5.1kg-m大きい76.5kg-mとなる。最高速度が5km/h上がり、0-100km/h加速が0.2秒短縮されたにもかかわらず、その燃費は8.7km/l、CO2排出量は270g/kmと変化ない。

外観では、ブラック・ハイグロスのヘッドランプ・ハウジングと、ミラー・ハウジングの変更、そして21インチの新デザインのホイールなどがカイエン・ターボと異なる点。また、インテリアでは、カーボン・トリムと新しいレザー・パッケージが標準となる。