日産のEVスポーツカーは2020年にリリースを予定

公開 : 2016.08.19 04:20  更新 : 2017.06.01 00:44

日産ヨーロッパの電動自動車部門のディレクターであるガレス・ダンスモアによれば、日産はEVスポーツカーを2020年頃にリリースすることが可能だという。ブレードグライダーでEVスポーツのコンセプトを示した日産だが、その準備は着々と進められているという。しかし、そこには市場にEVスポーツカーを認める土壌が出来あがってなければならないとも語った。

事実、EVの需要は年々高まっている。「段階的に高まっていくと思う。既にノルウェーでは20%がEVが占める。」とダンスモアは言い、この傾向が、他のヨーロッパ市場にも広がるものとみている。

各国政府も、さまざまなカタチでゼロ・エミッションへの支援をしているが、日産はそれを待たずにEV開発を進行していくのだとも語った。実際に、英国ではEVのセールスは今年3月には自動車全体の6%を占めた。また、日産はEVに£31億(4,000億円)の投資を行っており、既にリーフも200,000台を販売している実績がある。

各国はEV購入者に対して助成金を出している場合が多いが、本当に必要なのは金銭的援助ではなく、人々の意識の変革だと、ダンスモアは語っている。ブレードグライダーの存在は、ある程度の人の意識を変えるのに役立ったかもしれないともコメントしている。

日産は現在370ZとGT-Rという2台のスポーツカーを持っているが、共に効率の良いとは言えないハイパワーのガソリン・ユニットを搭載したモデルだ。

「われわれは自動車の価値というものをデモンストレーションしていく必要がある。」と語り、EVのイメージを、刺激的なイメージに変えていく必要性を感じているようだ。

ブレードグライダーは、ル・マン用の耐久レーサーであるデルタウイングを発展させたモデル。2台のモーターを持つEVスポーツカーは、コーナーでは外側のタイヤに必要なトルクを配分する仕組みを持っている。フロント・トレッドが狭いにも関わらず、印象的なコーナリングを見せるという。日産のこのプロジェクトのパートナーであるウイリアムズ・パフォーマンス・エンジニアリングのダレン・コックルも、非常にスタビリティの高いクルマであると語っている。それと共にドライバーズ・シートを中心にクルマが回転しているような感覚を与える回頭性も魅力だという。

ブレードグライダーの公表されているパフォーマンスは、最高速度185km/h、そして0-97km/h加速が5.0秒以下というものだ。



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