まずはそれぞれのスペックからご報告。新車のアウディRS7パフォーマンスは、3993ccのV8ツイン・ターボを搭載し、605psと76.5kg-mを発揮する。8速ATを組みあわせ、0-100km/hタイムは3.7秒。車重は1930kgで公表される燃費は10.5km/ℓとなっている。

アストン マーティン・ラピードは5935ccのV型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、477pと61.2kg-mを発揮する。6速ATを組みあわせ、0-100km/hタイムは5.3秒。車重は1950kgで公表される燃費は6.7km/ℓ。

RS7パフォーマンスは無慈悲な速さを誇るが体に伝わる感覚は落ち着いている。アクセルの踏み心地など、細やかな動作は、パワーがあることをむやみに押しつけたりしない。‘とってもアウディ’ なのだ。本当に。

アクセルを半分よりも先に踏みこまないかぎり、磨きのかかったラグジュアリーカーでありつづける。簡単にドライブでき、軽く、それぞれのコントローラーの重みも程よい。エア・サスのおかげで乗り心地もよい。