タイムレスなルックスとV12エンジンを武器とするアストン マーティン・ラピードは、最新鋭のアウディRS7を退けることができるのだろうか？

12気筒エンジンを載せるアストン マーティンのユーズドカーが安すぎる。これは英国の中古車マーケットにたいする筆者自身の見立てである。

たとえばDB7ヴァンテージやDB9の英国内の中古車価格は現時点で£40,000(528万円)を切っている。おそらくはお金持ちの面々が新車で買って、ちょっと乗って、ポイと捨てる。そんな理由からなのだろう。

ちなみにこの項の主役であるアストン マーティン・ラピードの価格は£70,000(925万円)。もちろんこの数字を真正面から見つめると多くの人にとって高価かもしれないが£140,000(1,850万円)+オプションという新車時の価格を考えれば、半分になっているのである。

となりにはアウディRS7パフォーマンスが停まっている。さぁ、どうする? アストンに賭けるか、あるいは買ったあとまで想像ができる(言い替えれば堅実な、悪くいえば単調な)アウディ・ライフを送るか。

とっても悩ましい。