BMW Mは後輪駆動に固執

公開 : 2013.02.19 13:30  更新 : 2017.06.01 01:47

ライバルたるアウディがRS6とRS7にクワトロ・システムを搭載し、メルセデスがE63AMGやCLS63AGに4マティックを装備してきているが、BMW Mは後輪駆動に固執するとコメントした。

BMW Mディビジョンのボス、フリードリッヒ・ニチェケは、先月のデトロイト・モーターショーでAUTOCARに以下のように話してくれた。

「ステアリング・フィールとその正確さにおいて、リア・ホイール・ドライブはベストな選択だ。xDriveは80kgから90kgも重いというペナルティを課せられる。その代わりに、Mディファレンシャルを採用するほうが、ベストなドライブ・セットアップができるのだ。」と。

また、彼はマニュアル・ギアボックスの将来についても話してくれた。

「M5、M6、M6グランクーペは、アメリカでは6速マニュアル・モデルも用意している。もちろん、デュアル・クラッチの方が性能は良い。しかし、需要がある限り、われわれはマニュアル・ギアボックスを用意するつもりだ。」

ナチュラル・アスピレーション・エンジン離れが進んでいることに対しては

「それはフィロソフィーの変化ではなく、テクノロジーの変化だ。ターボチャージャーは、燃費の向上とCO2の削減に寄与するのだから。」とコメントした。

3シリーズGTのM3バージョンについては、差し迫った計画がないことも明らかにしている。

「現在、われわれはM3クーペ、サルーン、コンバーチブルとラインナップしている。現時点では、それ以上のM3は考えていない。しかし、それはマーケットの要求に左右されるかもしれない。」

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