【横山剣さんも登場】旧車が200台集結!年に一度のクルマ祭り『ヴィンテージ・カー・フェスティバルin豊橋2025』

公開 : 2025.06.14 11:45

5月18日に『ヴィンテージ・カー・フェスティバルin豊橋2025』が開催されました。ヴィンテージとあるとおり、参加規定は基本的に昭和43年までに生産された車両です。初開催となった前年同様の200台が参加しました。

豊橋にヴィンテージカー200台が集結

5月18日に愛知県豊橋市で開催された、『ヴィンテージ・カー・フェスティバルin豊橋2025』。ヴィンテージとあるとおり、参加規定は基本的に昭和43年までに生産された車両(実際にはもう少し幅があるそうだが)となっており、今回は初開催となった前年同様の200台が参加した。

会場となった豊橋産業人材育成センターの駐車場には200台もの旧車が並ぶほか、隣接された教習所のコースでは参加車両やショップデモカーのパレードラン、地元のディーラーなどによる新車の試乗体験も行われている。

クレイジーケンバンド横山剣さんも来場し、会場を大いに盛り上げた。
クレイジーケンバンド横山剣さんも来場し、会場を大いに盛り上げた。    近藤浩之

また、ステージでは地元の高校生による和太鼓の演奏やクレイジーケンバンド横山剣さんのトークショーが行われ、会場を歩けば様々なショップやキッチンカーが出展されており、買い物や食事も楽しめる盛沢山なイベントとなっている。

基本的には旧車のイベントなのだが、こういった盛沢山のコンテンツが用意されるのには、理由があるようだ。

豊橋のクルマ趣味を盛り上げるお祭り

愛知県豊橋市は日本国内において、トップクラスのクルマの陸揚げ量を誇る豊橋港を有し、フォルクスワーゲン・ジャパンの本社があるなどクルマと関連が多い土地柄だが、これまで何故かクルマ関係のイベントが少なかったという。

そんな状況を憂いた地元の自動車関連会社6社が協力して、豊橋のクルマ祭りを催したいと立ち上げたのが『ヴィンテージ・カー・フェスティバルin豊橋』。豊橋のクルマ好きと、地元の協力(パトカーや消防車も展示)により、旧車を軸に1日を通して様々な人が楽しめる、コンテンツ豊富なイベントを作り上げているというわけだ。

会場と豊橋産業人材育成センターの駐車場には200台の旧車が並べられた。
会場と豊橋産業人材育成センターの駐車場には200台の旧車が並べられた。    近藤浩之

参加車両もバラエティに富む

さてイベント会場での旧車の参加車両は国産車が多い印象。特に日産車が多いのは、『旧車イベントあるある』だろう。輸入車に関しては、国、ブランドを問わずバラエティに富んだ車種が集まっていた。戦前のクルマ達の隣にフェラーリが並び、トライアンフアルファ・ロメオがあると思えば、バブルカーに人だかりができるといった具合だ。

なお、AUTOCAR JAPANもイベントに協力しており、サーキットの狼50周年ということで、1973年式ロータス・ヨーロッパSPに乗られる渡邉学さんにAUTOCAR賞を授与した。

AUTOCAR JAPAN賞は1973年式ロータス・ヨーロッパSPの渡邉学さん。
AUTOCAR JAPAN賞は1973年式ロータス・ヨーロッパSPの渡邉学さん。    近藤浩之

2回目ということで参加者だけでなく、見学者(今回から入場料は500円)も数多く訪れていた『ヴィンテージ・カー・フェスティバルin豊橋』。もちろん、この豊橋のクルマ祭りは来年も開催予定とのことだ。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    近藤浩之

    Hiroyuki Kondo

    某自動車雑誌を経てフリーに。2013年に(株)スカイピクチャー設立(とはいっても1人で活動)。仕事は写真/動画の撮影編集、たまに作文。対象はクルマを始め、建築/フード/人物など幅広いが、要は何でも屋の便利屋。苦手なことは、自分のプロフィールを自分で書くこと(要はこの文章)
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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