ポルシェ 知られざる活動 バレエ団後援/難民支援

公開 : 2018.03.16 21:00

ミッションEの発売が近づくポルシェですが、それにより職業訓練を受ける若者のテクニカル・トレーニングの場が、1.5倍に増やされるといいます。実はポルシェ、バレエ団の後援や、難民支援といった社会貢献に積極的なのです。

ミッションEの発売 若者の未来を拓く

ポルシェが2017年以降、総額600万ユーロ(7億8117万円)を超える慈善寄付をしていることは、あまり知られていない。環境、社会、文化的なプロジェクト、スポーツ、教育に関する200以上の取り組みをサポートしているのだ。

具体的には、シュトゥットガルト・バレエ団、ライプツィヒのゲヴァントハウスオーケストラ、若いアスリートのための「Turbo for Talents」プロジェクトなど、地域の文化およびスポーツ施設も後援している。


ポルシェAG取締役会会長のオリバー・ブルーメ(写真)は、社会におけるポルシェの役割を強調する経営者だ。

「弊社は経済的な成功のみを考えているわけではなく、社会的責任という非財務的な側面についても常に焦点を当ててきました。経済、環境保護および社会の各分野が、対立するものだとは考えておらず、互いを調和させなければならないのです」

ブルーメは、職業訓練を例に挙げている。2017年に、230名の若者がポルシェで職業訓練を開始。ミッションEの発売にともない、テクニカル・トレーニングの数を、現在の106から156に増やす予定だという。職業訓練を受けるために、すでに約750もの訓練拠点が用意されているのも、彼らの力の入れ方を示している。


ポルシェは難民のための活動も行っている。一般の選択基準ではチャンスに恵まれない志願者に、通年を通して、基本的な技能を習得する機会を提供。南アフリカ、フィリピン、メキシコ(2018年以降)において、社会的に不利な立場にある若者が、ドン・ボスコとの協力のもと、職業訓練を受けている。

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