どうなるダイソン 2021年にEV生産? シンガポールが拠点、スポーツカーなし

公開 : 2018.10.24 20:10  更新 : 2018.10.24 20:24

広大な研究施設が英国に近く完成

ダイソンの自動車事業における長期的プランは、複数のタイプのEVが徐々に投入されることを示唆している。これまでに掴んでいる情報によれば、計画されているのは3車種。SUVの設定はほぼ確定的で、ハイエンドモデルが現在検討中。スポーツカーは用意されないが、最高速度が160km/hを超えるものが少なくとも1車種は含まれる見通しだ。

ハラヴィントンの格納庫の修繕にはすでに8500万ポンド(127.5億円)を費やし、完成には2億ポンド(300億円)を要するという試算だが、施設の立ち上げと運営に関する投資は5.5億ポンド(825億円)と見積もられている。ハンドリングコースや郊外路の再現路面、オフロードのほか、スキッドパッドや160km/h以上での走行テストが可能な直線路などが、ここには設けられている。

ローワンは語る。「成長を続けるわが社の自動車部門は今、最先端設備を得たハラヴィントン飛行場のハンガーで働いています。ここはすぐにも、世界水準の自動車テスト場となるでしょう。5.5億ポンドの投資を見込み、英国により高度な技術職の雇用を生むものです」。この施設には、数カ月以内にあと3棟のビルが開設予定だが、現在の自動車事業に従事する従業員はすでにH86ハンガーに収容済みだ。

ダイソンでは、自動車用途のデジタルモーターを最近になって商標登録している。これまで家電に用いていたそれは、永久電池によるブラシレス同期モーターの名称だが、同じタイプのメカニズムは市販される多くのEVに使われている。

真空掃除機やドライヤーなどで業界をリードするダイソンは、新規事業に400名を割り当てているが、「さらに300名、自動車事業の欠員を埋めたい」としている。そのすべてを、750エーカー(約3平方km)の、英国におけるダイソン第2のR&Dセンターであるハラヴィントンが受け入れる予定だ。

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