新型フィアット600 デザインが明らかに 「500X」後継EV、ひっそりと公開されていた

公開 : 2023.06.13 18:25

フィアットの公式YouTubeチャンネルで、新型「600」のエクステリアデザインが公開されました。500Xの後継とされるクロスオーバーで、ジープ・アベンジャーとコンポーネントを共有する見込みです。

新型EVクロスオーバー 最新「e-CMP2」採用か

フィアットは6月9日、同社のYouTubeチャンネルで新型EV「600」を公開した。500Xの後継となるクロスオーバーで、今年後半に発売される予定だ。

新型600は、フィアットの親会社であるステランティスのe-CMP2プラットフォームを使用し、ジープアベンジャーと多くの部品を共有する見込みである。

フィアットの公式YouTubeチャンネルで公開された新型600
フィアットの公式YouTubeチャンネルで公開された新型600    フィアット

フィアットの公式YouTubeチャンネルに投稿された『Open Doors』という動画には、白いボディに「600」のレタリングが施された車両が登場。ヘッドライトやハニカムスタイルのフロントグリルなど、500と共通のデザインを備えている。

リアスポイラー、ルーフ、ミラー、ドアシルには黒のカラーリングが施されている。

インテリアはほとんど映っていないが、ドライバーの視点、デジタルメーターディスプレイ、センタータッチスクリーンなどが確認できる。

詳細はまだ明らかにされていないが、ジープ・アベンジャーと同じ51kWh(使用可能容量)のバッテリーを採用し、約400kmの航続距離と100kWの急速充電を実現すると予想される。

e-CMP2プラットフォームを採用する他のモデルには、DS 3 Eテンスやプジョーe-2008などがある。

アベンジャーには1.2L 3気筒のガソリエンジン搭載モデルも用意され、EV普及が限定的な市場に投入されるが、フィアット600も同様のパワートレイン展開になるだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    英国編集部ビジネス担当記者。英ウィンチェスター大学で歴史を学び、20世紀の欧州におけるモビリティを専門に研究していた。2022年にAUTOCARに参加。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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