【GM→gm】メーカー名、小文字化の意味 GMCハマーEV目前 シェア1%に及ばぬ日本市場に変化は

公開 : 2021.01.15 19:25

米ゼネラルモーターズは「GM(ジーエム)」のロゴを刷新しました。日本市場ではあまり知られていないことを否めませんが「ハマー」を中心に国内外の事情と比べます。

もくじ

GM→gmに 小文字になった理由
主力戦略=EV 5年で合計30車種
日本のシェア、1%にも大きく及ばず
気になるGMCハマーの価格
最上級EV SUV「リリック」
日本人が知らないgm 日本以外の実績

GM→gmに 小文字になった理由

text:Kenji Momota(桃田健史)
editor:Taro Ueno(上野太朗)

あれ、いつから小文字になったのか?

アメリカのゼネラルモーターズは「GM(ジーエム)」という略称が、日本を含めて世界での常識だ。その表記がアメリカで2021年1月から大文字ではなく、小文字となった。

GMの旧ロゴ(左)と新ロゴ(右)
GMの旧ロゴ(左)と新ロゴ(右)    GM

さらに、「m」の下には小さな横線が引かれているが、これはプラグインハイブリッド等の電動車による充電をイメージしたという。

またロゴマーク全体のカラーは、これまでのブルーを継承しているが、新旧ブルーを比較してみると、小文字の新ロゴでは明るめのブルーに変化していることがわかる。

主力戦略=EV 5年で合計30車種

企業ロゴマークの刷新は、日産でもおこなわれているが、gmも日産も企業イメージを変える大きなきっかけとして電動化が共通項に思える。

こうして、新生gmを強調するゼネラルモーターズだが、具体的な新事業について、世界最大級のIT・家電の見本市「CES 2021」のキーノートスピーチ(基調講演)として、gmのメアリー・バーラCEOがオンライン会見をおこなった。

2025年末までの今後5年間で合計30のEVモデルを発売すると明言した。
2025年末までの今後5年間で合計30のEVモデルを発売すると明言した。    GM

主力戦略となるEVでは、2020年に公表しているEV専用プラットフォーム「アルティウム」の拡充を強調。

電池パックには、モデルによって電池モジュールの構成を変えることで対応。2025年末までの今後5年間で合計30のEVモデルを発売すると明言した。

その筆頭は、GMCハマーだが、日本市場での影響はどうなるか?

日本のシェア、1%にも大きく及ばず

GMCハマーについて考える前に、まずはgmの日本市場規模を見ておきたい。

2020年の輸入車新規登録台数は、31万7933台。このうち、タイから輸入されている日産キックスなどの日本車を除く海外メーカーは25万6096台である。

ブランド別で見ると、トップはメルセデス・ベンツで5万7041台(シェア17.94%)。

以下、フォルクスワーゲン3万6576台(11.50%)、BMW 3万5712台(11.23%)、アウディ2万2304台(7.02%)、BMW MINI 2万0196台(6.35%)とドイツ車が上位を占める。

さらに、ボルボ、ジープ、プジョー、ルノー、フィアットなどがいて、フェラーリ、マセラティ、ランボルギーニなどのスーパーカー・メーカーが続き、さらにその下にgmのキャデラック479台(0.15%)、シボレー444台(0.14%)となる。(日本自動車輸入組合しらべ)

こうした数字が示すように、gmは日本で知る人ぞ知る希少車、というイメージが強い。

見方を変えると、希少価値が高ければ特定の市場で販売を一気に伸ばす可能性があるともいえる。

その法則に、GMCハマーが当てはまるのか?

時代を振り返ってみると、2000年代の初代ハマー時代には六本木などの都心で大径ホイールでドレスアップしたハマーH2が増殖した。

あのような光景が再び、EV化した新生GMCハマーによって再現されるのだろうか?

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