BMW 2シリーズ・コンバーチブルを発表

公開 : 2014.09.10 22:50  更新 : 2017.06.01 02:12

BMWは1シリーズ・コンバーチブルに変わるモデルとして、2シリーズのコンバーチブルを発表した。正式には来月のパリ・モーターショーで公開されるものである。

1シリーズ・コンバーチブルは、全世界で130,000台を販売したスマッシュ・ヒット・モデルだ。新しい2シリーズ・コンバーチブルは、エントリー・モデルの220iスポーツが£29,180(500万円)からスタートし、トップ・モデルのM235iの£37,710(650万円)までという価格設定がされている。注文は来月早々から受け付けるが、デリバリーは来年2月頃となりそうだ。

2シリーズ・コンバーチブルは、フィクスド・ヘッドの2シリーズとベースを同じにするために、従来の1シリーズよりもサイズ的には大きくなっている。全長は72mm長い4432mm、全幅は26mm広い1774mm、そしてホイールベースも30mm長い2690mmというサイズだ。また、前後のトレッドも、それぞれ41mm、43mm広くなっている。

BMWは、サイズ・アップが主にリア・パッセンジャーのためのスペースと、荷物の積載量のために振り分けられたという。ブート・スペースは、ルーフを上げた状態で30ℓ増加した335ℓ、ルーフを折りたたんでいても280ℓが確保されている。また、トランク・サイズも最も広いところで1シリーズに比べ35mmほど広くなっている。

4シリーズ・コンバーチブルと異なるのは、メタル・トップではなくファブリック・ルーフであるということ。重さと、コスト面からメタル・トップの採用は見送られた。しかし、最高48km/hの速度で走行中でも、ルーフの開閉が可能で、その時間も20秒と短い。ルーフを折りたたむ構造は1シリーズから持ち越されたものだが、新たに4層のファブリック・トップを採用したことによって、静粛性が向上しているという。具体的にはフロントで5dB、リア・シートでは7dBも静かになっているという。

重量的にはクーペ・モデルに対して150kgほど重くなっている。ボディ剛性に関しては、1シリーズ・コンバーチブルよりも約20%ほどアップしているという。

エンジン・ラインナップは4つ。1シリーズ・コンバーチブルに搭載されていたエンジンよりも平均して18%ほど効率が上がっているという。

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