長い歴史を持つ車名 30選 何十年も愛されてきた「銘板」 自動車解説

公開 : 2023.09.16 18:05

モーガン・プラス4:1950~69年、1985~2000年、2005年~現在(52年)

モーガン・プラス4は72年の歴史を持つが、その間に2度、生産が中断されている。

初代モデルと現行モデルの外観は非常によく似ているが、中身には大きな発展が見られる。現在のプラス4はアルミニウム製プラットフォームをベースとし、エンジンは1950年の2.1L「スタンダード・ヴァンガード」ではなく、BMW製2.0Lツインターボを搭載している。

モーガン・プラス4:1950~69年、1985~2000年、2005年~現在(52年)
モーガン・プラス4:1950~69年、1985~2000年、2005年~現在(52年)

ランドローバーレンジローバー:1970年~現在(53年)

レンジローバーの扱いは複雑だ。レンジローバーとは基本的にランドローバーのサブブランドであり、近年ではスポーツ、イヴォーク、ヴェラールに使われている。

しかし、1970年に初代が登場して以来、最上級モデルは常に「レンジローバー」と呼ばれてきた。そのため、レンジローバーは1つの車名でもあり、半世紀以上の歴史を持つものとして今回取り上げた。

ランドローバー・レンジローバー:1970年~現在(53年)
ランドローバー・レンジローバー:1970年~現在(53年)

トヨタハイラックス:1968年~現在(55年)

ハイラックスという名称は「ハイ・ラグジュアリー(high luxury)」に由来し、1968年3月に初めて使用された。設計はトヨタが行ったが、開発と生産は日野自動車が担当している。トヨタは2001年、日野の株式の過半数を所有するようになった。

そのときすでにハイラックスはすでに6代目に突入していた。現行の8代目は2015年に発売され、2017年からは日本にも導入されている。

トヨタ・ハイラックス:1968年~現在(55年)
トヨタ・ハイラックス:1968年~現在(55年)

トヨタ・ハイエース:1967年~現在(56年)

ハイラックスと並ぶトヨタの代表的な商用車がハイエースだ。1967年10月、ピックアップトラックとワンボックススタイルで発売された。

ハイエースは多くの市場から姿を消してしまったが、日本では2004年発売の5代目が未だに販売され続けている。2019年に登場した6代目モデルはオーストラリア、メキシコ、東南アジアで販売されているが、日本ではグランエースと呼ばれている。

トヨタ・ハイエース:1967年~現在(56年)
トヨタ・ハイエース:1967年~現在(56年)

ヒンドゥスタン・アンバサダー:1958~2014年(56年間)

アンバサダーは、ヒンドゥスタン・モーターズがインドで製造したモーリス・オックスフォードの最後のモデルである。それまでのモデルはいずれも数年間しか生産されなかったが、アンバサダーは1958年から2014年まで、何度かアップデートを受けたものの、エクステリアデザインはほとんど変更されることなく販売され、インド市場での地位を確立した。

最終版はアンバサダー・アンコールと呼ばれ、その長寿ぶりが伺える。

ヒンドゥスタン・アンバサダー:1958~2014年(56年間)
ヒンドゥスタン・アンバサダー:1958~2014年(56年間)

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