4モーターで360°ターン可能 Gクラス電動コンセプトがモビリティショーで公開

公開 : 2023.10.29 11:05

プロダクト・マネージャーが解説

モビリティショーでの発表のために来日したGクラス・プロダクト・マネージャーを務めるトニー・メンテル氏は、Gクラスへの思いを以下のように述べた。

「質実剛健だったGクラスは、ブランドのアイコンになる成長を遂げました。誕生時からオフロード車のスタイルを定義し、44年間にわたりその姿に忠実であり続けています」

メルセデス・ベンツ日本株式会社 代表取締役社長 兼 CEO 上野 金太郎氏とGクラス・プロダクト・マネージャーのトニー・メンテル氏。
メルセデス・ベンツ日本株式会社 代表取締役社長 兼 CEO 上野 金太郎氏とGクラス・プロダクト・マネージャーのトニー・メンテル氏。    上野和秀

「Gクラスが成功した理由は、技術で一切の妥協を許さず、最高のオフロード能力を備え、独特なデザインと考えています。Gクラスは弊社の高級車戦略に大きな貢献をし、最高のブランド・アンバサダーとなりました」

「電動化したGクラスは、メルセデスベンツ・グループのモジュラー・システムのバッテリーを使用。Gクラスのバッテリーは特定の構造に適応し、オフロードでの要求を満たします」

「私どもは現在Gクラスの歴史の次なる1章を書いているところです。Gクラスが44年間大事にしてきたものを守り、GクラスのDNAをしっかりと受け継ぐことです」

「電動Gクラスのテストは最終段階で、過去のGクラスと同じテストを受けています。工場の近くのシェイクル山での厳しいオフロードテストを合格させてから発売します」

「この電動Gクラスは、本当のGクラスです。時の試練に耐えるモデルなのです。2024年に日本市場で発売できることを楽しみにしています」

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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