生まれ変わったブリヂストンREGNO GR-XIII AMG CLA 35も様変わり 輸入プレミアムの選択肢にも

公開 : 2024.03.25 16:00

・ブリヂストンREGNO GR-XIII新登場
・「ENLITEN」市販初採用でどう変化?
・西川淳氏がメルセデスAMG CLA 35をドライブ

もくじ

私とREGNOとの出会い
ENLITENとは何か
AMG CLA 35、ガラリ
輸入プレミアムも味方

私とREGNOとの出会い

AUTOCAR JAPAN sponsored by ブリヂストン

スーパーカー少年を卒業し、バンド活動に耽っていた高校時代。深夜のテレビ放送で出会ったCFが私をクルマ好きへと引き戻すきっかけとなった。

そのCFは世界的に有名な俳優が名車をドライブするというもので、映画のワンシーンのような映像とヒットソングのコラボレーションが、元クルマ好き音楽少年の心の奥底にあった「何か」を確かに揺さぶったのだった。

私とREGNOとの出会いである。

だから免許を取って初めて買った中古のGTのタイヤを交換するとなった時、自然とREGNOを選んだ。学生にとっては決して安い買い物ではなかったけれど、憧れのクルマを手に入れることとほとんど変わらない気持ちだったから気に留めることはなかった。

優れたパフォーマンスと実用域での使い勝手とを両立することで名車の脚を支えるタイヤ。私にとってのREGNOはそんなイメージだ。

2代目の愛車にもREGNOを履かせた。硬派なモデルだったけれど、履き替えてからというものの彼女はもちろん家族からも好評だったと記憶がある。

あれから30年以上が経った。私はといえばCFで見た憧れのイタリアンブランドも手に入れたし、何より世界の名車を評価するような立場にもなった。あの時、一連の素晴らしいCFに出会わなければ、憧れのスーパーカーたちを思い出すことはなかったし、買おうと決意することもなかっただろう。そして買わなければ、その名車のレストア日記で始まる今のライター人生もなかったわけだ。

81年に誕生したREGNOは40年以上に渡って当代一級のポジションを守り続けてきた。もちろんそれは攻めの結果である。

43年を迎えた今、革命的なコンセプトを提げた第12代の「GR-XIII」でまたもやREGNOはタイヤ界に衝撃を与えている。

ブリヂストンREGNO GR-XIII 公式サイトをみる

記事に関わった人々

  • 執筆

    西川淳

    Jun Nishikawa

    1965年生まれ。京都府在住の自動車ライター。スーパーカーなどの高額車、スポーツカー、クラシックカーといった“趣味のクルマ”が得意。精密機械工学部出身で、産業から経済、歴史、文化、工学まで俯瞰して自動車を眺めることを理想としており、中古車事情にも通じる。「永遠のスーパーカー少年」として知られている。
  • 撮影

    小川和美

    Kazuyoshi Ogawa

    1986年生まれ。クルマ好きの父親のDNAをしっかり受け継ぎ、トミカ/ミニ四駆/プラモデルと男の子の好きなモノにどっぷり浸かった幼少期を過ごす。成人後、往年の自動車写真家の作品に感銘を受け、フォトグラファーのキャリアをスタート。個人のSNSで発信していたアートワークがAUTOCAR編集部との出会いとなり、その2日後には自動車メディア初仕事となった。
  • 編集

    上野太朗

    Taro Ueno

    1991年生まれ。親が買ってくれた玩具はミニカー、ゲームはレース系、書籍は自動車関連、週末は父のサーキット走行のタイム計測というエリート・コース(?)を歩む。学生時代はボルボ940→アルファ・スパイダー(916)→トヨタ86→アルファ156→マツダ・ロードスター(NC)→VWゴルフGTIにありったけのお金を溶かす。ある日突然、編集長から「遊びにこない?」の電話。現職に至る。

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