【上品な電動SUV】ルノー・メガーヌEテック・エレクトリック 試作車公開 2022年発売予定

公開 : 2021.06.09 06:05  更新 : 2021.09.06 04:52

日産アリアの兄弟車であるルノーの新型EVがお目見え。夏から公道テストを開始し、年内のデビューに備えます。

大人しいデザインを採用

text:Felix Page(フェリックス・ペイジ)
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

2022年に発売予定のルノーメガーヌEテック・エレクトリックのプロトタイプが公開された。市販モデルのデビューは年内を予定している。

今回公開されたモデルは、今年の夏から公道での走行テストに使用される、30台のテスト車両のうちの1台だ。

メガーヌEテック・エレクトリックのプロトタイプ
メガーヌEテック・エレクトリックのプロトタイプ    ルノー

コンセプトカーの「メガーヌEビジョン」のシルエットを忠実に再現しているが、先鋭的なスタイリング要素はいくつか失われている。

CMF-EVプラットフォームとパワートレインを共有している日産の新型SUVアリアと大部分のプロポーションは共通しているが、メガーヌのルーフラインは直線的で、アグレッシブな印象も比較的抑え気味だ。

従来のメガーヌと並行販売

ルノーは、218psの電気モーターをフロントアクスルに搭載し、60kWhのバッテリーパックを床下に設置することを明らかにしている。WLTPテストサイクルでの航続距離は450kmとされている。

インテリアは、アリアに続いて物理的なボタンやスイッチを廃止し、主にタッチセンサー式のコントロールを採用することが予想される。ルノーはこれまでに、「スリムでスマートなインストゥルメントパネル」を特徴とし、プラットフォームがフラットフロアであることから、収納とスペースが充実していると述べている。

メガーヌEテック・エレクトリックのプロトタイプ
メガーヌEテック・エレクトリックのプロトタイプ    ルノー

ただし、87kWhの大型バッテリーを搭載して306psを発揮する4輪駆動の高性能モデルを導入するかどうかは、まだ確定していない。

ルノーは、エスパス、セニック、タリスマンなどを製造しているフランス北部のドゥアイ工場でメガーヌEテック・エレクトリックを製造する。このEVは、既存のメガーヌのハッチバックおよびエステートと並んで販売される。

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