「次の成長へステップアップ」

大手タイヤメーカーの横浜ゴムが、競泳で活躍する「池江璃花子選手」と、4月からパートナーシップ契約を結ぶことを明らかにした。

競泳のトップアスリートとして知られる池江選手は、3月に大学を卒業し、世界的な大会での勝利に向けて挑戦を続けているところだ。

契約発表会に登壇した横浜ゴムの山石昌孝 代表取締役社長は、関東大震災での工場全壊、太平洋戦争の戦火で再び工場を失ったことに触れ、苦難を乗り越えて、同社がタイヤメーカーの世界売上ランキング8位（売上収益8600億円）に入るまで成長してきたことを説明。

「これまで成し得たなかった売上収益1兆円を達成して、次の成長へステップアップしていくことを目指しております。今回横浜ゴムは、困難を乗り越え、新たに夢に向かって挑戦し続ける池江選手の姿に深く共感し、サポートすることを決定しました」と語った。

日本選手権から新ユニフォームに

今後、池江選手は経営企画部・広報室に所属し、横浜ゴムの選手として様々な大会に出場する予定だ。

同選手の夢の実現と、“グローバルな舞台”での挑戦を支えていき、また、アスリートとしてのサポートにとどまらず“社会人として”新たな世界を歩み始める姿を横浜ゴムは支援していくという。

発表会では、池江選手による「初めての名刺交換」も披露された。

4月の日本選手権の公式練習日から、横浜ゴムのユニフォームを身につけた池江選手を応援することができそうだ。

画像　新ユニフォームに袖を通した池江選手【初めての名刺交換も】　全26枚