【長期テスト】ジープ・レネゲード4xe(最終回) ジープをよく見るワケ

公開 : 2021.10.15 20:35

最も売れているのはラングラー!

小さく、手の届きやすいクルマが売れ筋、という事はよくあるけれど、ことジープの場合はやや異なる。

もっとも売れているのは、最も大きなラングラーで、その次がレネゲード!

ジープ・ラングラー

「丸目のジープ」はジープの象徴。それらの間に、大きい順で「グランドチェロキー」→「チェロキー」→「コンパス」→「レネゲード」が顧客の生活スタイルにあわせて選ばれる。具体的にはサイズ、そして価格、条件などだ。

ちなみに、日本車からジープにステップアップするというカスタマーが大半をしめるとのこと。

何より驚くのは、いずれのモデルも、平均年齢が日本の全SUV購入者の平均より7〜9歳も若いということ。6割近くが所帯を持ち、ローン使用率が5割を超える。

ここから浮かんでくるのは、「なんとしてでもジープが欲しい、そして家族をもった、若い人」というオーナー像だ。

家族が増えたのでミニバンを、エコノミー最優先で軽自動車を、といった買い物とは根本から異なる。

そこまでして欲しいと思うからには、やはり何かがあるに違いない。

記事に関わった人々

  • 執筆

    上野太朗

    Taro Ueno

    1991年生まれ。親が買ってくれた玩具はミニカー、ゲームはレース系、書籍は自動車関連、週末は父のサーキット走行のタイム計測というエリート・コース(?)を歩む。学生時代はボルボ940→アルファ・スパイダー(916)→トヨタ86→アルファ156→マツダ・ロードスター(NC)→VWゴルフGTIにありったけのお金を溶かす。ある日突然、編集長から「遊びにこない?」の電話。現職に至る。
  • 撮影

    神村聖

    Satoshi Kamimura

    1967年生まれ。大阪写真専門学校卒業後、都内のスタジオや個人写真事務所のアシスタントを経て、1994年に独立してフリーランスに。以後、自動車専門誌を中心に活躍中。走るのが大好きで、愛車はトヨタMR2(SW20)/スバル・レヴォーグ2.0GT。趣味はスノーボードと全国のお城を巡る旅をしている。

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