海外試乗

2016.12.07

ルノー・トゥインゴGT

テスト日 : 2016年12月1日

文・ネイル・ウィン 

トゥインゴの全グレード中で、もっとも走りが楽しいグレードがGT。しかし、ライバルと比較すると、無条件でおすすめできない部分もある。

■どんなクルマ?

リア・エンジン×後輪駆動の軽量ハッチバックに、過給エンジンを搭載。魅力的なシティカーを生み出すレシピとしては完璧だと思える。2014年のジュネーブ・モーターショーに現行トゥインゴが出展されたときも、期待は膨らんだ。

そのレイアウトはクリオV6(これは厳密にはリア・ミッドシップだが)などルノー・スポールや、その母体となったアルピーヌが生産したスポーツ・モデルを想起させ、実用性だけでなく魅力的なハンドリングも備えるコンパクトカーになること間違いなし、と思われたからだ。

しかし残念ながら、できあがったのは5ターボというより50〜60年代のRRセダンであるドーフィンに近いキャラクターの実用車だった。

ステアリングは曖昧で、直線加速はそこそこ。革新的で、遊び心があるはずのシャシーは、安全志向のセッティングが施され、お決まりのアンダーステアを見せる。

つまりルノーは、プラットフォームのポテンシャルを活かし損ねたのだ。もっとよいやり方があったはずだとは、われわれ外野の目にも明らかなのだが。

しかし発売から2年を経て、ルノーはその過ちを認めたらしい。

トゥインゴGTを手がけたのは、才能溢れるルノー・スポールのスタッフたち。成功を収めた先代トゥインゴのルノー・スポール版、その元気なハンドリングと誰もが楽しめるパフォーマンスを継承していることが期待される。

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