海外初試乗

2018.09.16

ここまできた牛乳配達車 ストリート・スクーターに試乗

DHLストリート・スクーター

編集部より

ドイツの物流最大手DHLが、自社開発した電動配達車「ストリートスクーター」で牛乳配達界にも激震をおこそうとしています。この配達車を使う牛乳配達員、イアン・ベアードウェルの仕事ぶりに密着し、その走りを体感しました。

もくじ

最新鋭の牛乳配達車
牛乳配達員の仕事
ディーゼル車からの置き換え進む
DHLが自社の配送車用に開発
扱いやすい巨体
DHLストリートスクーターのスペック

最新鋭の牛乳配達車

わたしはかつて、ロックケーキ屋の2t車にドカンとやられるまでは、自称「英国西部最速の牛乳配達人」だった。だが当時のわたしをもってしても、これからご紹介するイアン・ベアードウェルにはかなわなかったかもしれない。

イアンは牛乳配達歴28年。現時点で手に入る最速の配達車、DHLストリートスクーターを相棒にむかえたところだ。最大積載時の車両総重量は2600kgにもなるが、最高速度は85km/h。前に乗っていた古いユニゲートは総重量4500kgで、16km/h出るにすぎなかった。

さて、舞台はロンドンの南西部。早朝の配達回りに出るイアンは、取材で横についたわたしに開口一番こういった。「昔のSEV(米国スミス・エレクトリック・ビークル社)のキャバックは、まあ遅かったです。おまけに乗りにくかった。1日でひざとかかとが壊れるかと思いましたよ」

それからすれば、ストリートスクーターはもはやロールス・ロイスみたいなものだろう。

パワーはあるし、さらにブーストモードで上乗せもきく。パワーステアリングも軽くてダイレクトな感触だ。乗り心地もなめらかで、スピードハンプを乗りこえても荷台に積んだ牛乳ビンはびくともしない。リアビューカメラつきなので、街中のUターンも安心だ。つまるところ、このクルマのおかげでイアンの仕事は劇的に楽になったのだ。

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