オンボロのマイクラ(マーチ)で挑む草耐久レース 敵を巻くか、煙に巻かれるか 

2018.11.11

本番当日

はたして迎えた翌日の本番、いざ会場に着いてみるとそんな丸腰にひとしいクルマなどわれわれだけだった。ほかのチームはみな、見るからに入念な準備をほどこしてきているではないか。

骨組み同然のマイクラなど開始30分もしないうちにブチ壊れるか、パンク2回でジ・エンドにちがいないと恐れをなしたわれわれは、3人ともせめて1回はステアリングを握れるようにと短時間で交代することにした。

話をレースにもどそう。すでに記したとおり、わたしの滑り出しは上々だった。だが、つぎに前をいく3位のクルマへねらいを定めていると後ろからやたら速い一団がやってきて、また元の順位にもどってしまった。

このコースは長さが1.5kmくらいで、きつく曲がりくねったコーナーとふたつ3つの高速区間がほどよく入りまじった設定だ。タイヤがあまりグリップしないので、高速区間では文字どおりクルマをコーナーに放りこめばアペックスにむけてリアを振りながら回り込めて、すこぶる楽しい。

はじめはシケインを1速で抜け、高速区間ではちょっと3速を使っていたのだが、2カ所ほど一瞬リミッターにあたるのに目をつぶればずっと2速で走りつづけたほうが全体では速くなるとすぐに気づいた。

 
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