[アバルト70年の歩み]特別コンテンツ

試乗 ジャガーXE P300 R-ダイナミック 2020年トップグレードは2.0ℓ4気筒ターボ

2019.04.15

100字サマリー

2020年度のフェイスリフトで、XEの中で最強のガソリンエンジン・グレードとなったのがP300。ラインナップの見直しがされたことでV6エンジンは消えてしまいましたが、インテリアの質感は向上。XE全体の訴求力は高まったといるでしょう。

もくじ

どんなクルマ?
伸び悩むジャガー製サルーンの売れ行き
欧州規制に適合するディーゼルエンジン
どんな感じ?
引け目を感じないインテリア
2.0ℓの4気筒ターボがトップグレードに
楽しさに溢れたハンドリングは従来どおり
「買い」か?
XEの新しいベストはディーゼルか
スペック
ジャガーXE P300 R-ダイナミックSのスペック

どんなクルマ?

伸び悩むジャガー製サルーンの売れ行き

英国のジャガーという自動車メーカーは、4ドアサルーンとの関わりが極めて深く、サルーンなしではこのブランドの存続は難しいとさえ思える。英国のジャガー本社には非常に多くのプロダクト戦略を練るスタッフが在籍し、その将来を今も思案しているはず。


そこで気になるのが、ジャガーのトラディショナルなエグゼクティブ4ドアサルーンの商売は、近年あまり芳しい状況だとはいえないこと。強みを伸ばすために、コストを削減しつつ人気のあるクルマに予算を割いていきたいところながら、現行のXEやXF、XJの売れ行きは、素直に予算を回せるほど良いわけではない。むしろいくつかのモデルを合理化させて、将来のラインナップを見直す可能性すら考えられる。


1960年当時、ワールドクラスの4ドアサルーンとして評価を得てきたXJやmkⅡを生産していたジャガーだが、近年はドイツ勢を中心とする強力なライバルとの勝負にあえて挑んでいるような状態にある。厳しい勝負であることは違いなく、大きな損失を招く状態をも生み出してしまっているのだ。


具体的に見ていくと、現行のXJが昨年売れた台数はわずか5000台。2015年にリリースされたXEは評判を集めたが、ひと回り大きな兄貴分、XFの販売台数を分け合ったに過ぎず、XEとXFを合わせた2018年の全世界での販売台数は、3万台に留まっている。どちらも楽観視できるほどの数字とはいい難い。

 
最新試乗記