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試乗 日産リーフの名を冠した純粋なレーシングマシン「ニスモRC02」

2019.06.17

100字サマリー

日産のリーフ・ニスモRC02は、市販車のフルモデルチェンジに伴い2代目へと進化し、2WDから4WDへとパワーアップしました。リーフの名を冠するものの、カーボンモノコック・シャシーにボディを被せた独自開発の純粋な2座席レーシングカーとなっています。

もくじ

どんなクルマ?
リーフを名乗りつつも中身は純レーシングカー

どんな感じ?
6台のみ生産された稀少車
素直な操縦性と自然な操舵感
リニアなコントロール性は流石レーシングカー

未来はあるか?
スプリントレースには必要十分

どんなクルマ?

リーフを名乗りつつも中身は純レーシングカー

リーフの車名を冠しているが、カーボンモノコックを用いたシャシーにボディを被せたオリジナル開発の純粋な2座席レーシングカーである。そのリーフ・ニスモRCも市販リーフのFMCに応じて2代目となった。初代(RC01)同様にバッテリーやパワートレインを市販車から流用しているが、RC02への進化は市販仕様と比べものにならないほどだ。

注目は駆動方式である。RC01では2WD(MR)を採用していたが、RC02では4WDとなった。もっとも、4WDは主目的とは言い難い。4WD化の最大の要因はパワーアップ。簡単に言うと2WD用パワートレインを前後に配してツインモーター化したのだ。

元のパワートレインの性能向上もあり、最高出力はRC01の2.4倍となる約326ps、最大トルクは2.3倍の約65.3kg-m、バッテリー容量は2.6倍の62kWhとなった。なお、モーター駆動制御ユニットはツインモーターに対応してオリジナルで開発されている。

ツインモーターで気になる重量だが、RC01よりも300kg増。重量増を最小限に抑えるためにサブフレームのCFRPのボックス形状とし、前後を反転して用いている。また、センター部はRC01と基本設計を共用するが、バッテリー収納スペースの拡大等の変更が加えられた。

試乗コースは大磯ロングビーチ内の特設コース。ホテル等の施設も近隣にあるのに純レーシングカーを全開加速させられるのもEVならではだな……とさっそく乗り込んでみた。

 
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