試乗 レクサスRC(マイナーチェンジ車)の評価は? 350 Fスポーツ、ハイブリッド車300h

2019.07.23

バージョンL/HV仕様と比較

ただ、バージョンLと比較すると車軸周りの細かな振動がちょっと気になった。試乗車はOP設定タイヤを履き、装着タイヤサイズは共通。ブッシュ類とサスチューンの相性の違いと思われる。もっとも、直接比較すればこそ分かる差異。うねり路面の挙動の収まり等々のしっとりとしたしなやさで乗り心地の質感も高く、クルマに興味ない人も心地よく過ごせる。

バージョンLになると車軸周りの動きもしなやか。肌触りとも言える領域の乗り心地も向上。だからといって目立って柔らかいサスチューンではない。操縦感覚や挙動収束が多少緩いか程度で、けっこうな加減速を伴うコーナリングでも思いのラインに載せやすい。サーキット走行のように限界域でのコントロール性や連続高負荷での性能安定まで求めると相応の差が出るのだろうが、走りの方向性も味付け(特性)も同系のため公道走行では「コンフォート寄りorスポーティ寄り」くらいの違いと思えばいいだろう。

ハイブリッドは踏み増し時の初期加速応答は3.5ℓを上回るが、急加速ではエンジン回転の上昇わりに伸びやかさに欠く。ステップ変速の3.5ℓ車に比べるとエンジン回転数と車速変化にCVT的な印象もある。ただ、パワートレイン周りの遮音性に優れていることもあり、普通に走らせている時は極端なエンジン回転数の変化も少なく、山岳路も高速域も車格相応のパワーフィールを示す。上級ツーリングクーペには似合いである。

 
最新試乗記

人気記事