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ベントレー 80年前に1台だけ製作されたコーニッシュを再現

2019.08.12

100字サマリー

1939年に1台だけ試作され、その後、爆撃に遭い消失してしまった幻のモデルを、残されたオリジナル・パーツを使ってベントレーが再び作り上げました。今後は世界各国のイベントで展示される予定です。

もくじ

幻の高性能モデル オリジナルパーツで
多くの従業員がプライベートな時間を割いた
オリジナルの図面から手作業で復元
レストア技術の証明 世界各国で展示

幻の高性能モデル オリジナルパーツで

ベントレーの特別製作部門であるミュリナーが、1939年に1台だけ試作されたものの、爆撃に遭って焼失してしまった高性能サルーン「コーニッシュ」を完璧に再現した車両を完成させた。

フランスの湾岸道路から名付けられたコーニッシュは、当時のベントレーMKVサルーンをベースに、ドライバーのための高性能バージョンとして1939年に製作された。

1939年に1台のみが製作されたベントレー・コーニッシュ
1939年に1台のみが製作されたベントレー・コーニッシュ

MKVからの主な変更点は、軽量鋼を使った軽量シャシーに架装された流線型のボディパネル、オーバードライブ付きギアボックス、そしてチューンアップされた4.5L直列6気筒エンジンなどが含まれる。

1939年5月に完成したコーニッシュは、ブルックランズ・サーキットで行われた速度試験で100mph(約161km/h)を超える速度を達成したが、フランスの公道でクラッシュして大破。フランスでボディを修復し、ディエップ港で英国に輸送されるのを待っている間にドイツ軍から爆撃を受けて焼失してしまった。

1台しか製造されなかったコーニッシュが消滅してしまったにもかかわらず、予備のパーツはそのまま将来のモデルのために保管され続けていた。そのため、ベントレーはこれらのオリジナル・パーツを使って、コーニッシュを復元することができたのだ。

 
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