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2017.11.13

10月の新車販売が12カ月ぶり前年割れ、軽がトップ3に 「2017年10月に売れた日本車」

[編集部より]

10月は、自動車マーケットがガラリと動いた月でした。「◯◯」が売れなかった、とまとめるのは簡単なのですが、結果的に順位を浮上させたモデルたちにも興味深い理由がありました。

text:Naojiro Onuki(大貫直次郎)

Q:10月の新車販売がマイナスになった主要因は?

A:検査不備による日産自動車の出荷停止。同車の10月の新車販売は全体で前年同月比43.0%減。登録車では同52.8%の大幅減。

外部に生産を委託している軽自動車は出荷を続けているが、ブランドイメージの悪化などで同20.4%減と落ち込んだ。生産および出荷の再開は11月7日より順次行われている。

10月の新車販売、12カ月ぶりの前年割れ 車名別、軽がトップ3独占

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会がまとめた2017年10月の全体での国内新車販売台数は、日産自動車の完成検査の不備による出荷停止が影響し、前年同月比1.7%減の37万2465台と12カ月ぶりに前年実績を下回った。

カテゴリー別では、登録車が同4.7%減の23万1563台と3カ月ぶりのマイナスを記録。一方で軽自動車は、同3.7%増の14万902台と7カ月連続での増加を達成した。

市場の動きについて業界団体の関係者は以下のように解説する。

「10月の新車販売は日産自動車の出荷停止が影響し、1年ぶりに前年割れを記録した。日産は登録車が前年同月比52.8%の大幅減。外部に生産を委託している軽自動車は出荷を続けているが、ブランドイメージの悪化などによって同20.4%減と落ち込んだ。前月までノートやセレナ、デイズといったモデルの販売が堅調だっただけに、市場全体としてはかなりの痛手」

「一方で、同じく検査不備が発覚したスバルは、問題を改善したとして出荷を継続。10月の販売は新車効果などで同14.5%増を記録している。また、神戸製鋼所のデータ不正発覚については、各メーカーが当該アルミ部品の安全性の確認を済ませており、現状では市場への影響は限定的」

今後の見通しについては、「日産の生産と出荷の再開は11月7日から順次行われる予定。ユーザーの不信感がどれくらい残っているかで、来月以降の販売成績は変わってくるだろう。一方、日産を除く市場全体での受注は新型車を中心に比較的好調で、また年末のボーナス商戦にかけて販売を伸ばしそうなモデルが発売される予定なので、これらがどれくらい数字を伸ばすかがカギになる」と予測した。

車名別ランキングでも日産の出荷停止の影響が出た。

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