ヒュンダイ、市販型ix35フューエル・セルの概要を発表
公開 : 2015.05.06 22:50 更新 : 2021.03.05 21:39
ヒュンダイは近々英国に導入する燃料電池SUVモデル、ix35フューエル・セルの価格を£53,105(約960万円)に設定すると発表した。
また、水素を燃料にしたFCVの普及を目指す国際的プロジェクト “ハイファイブ・プロジェクト” は、同モデルの購入者に£15,000(約270万円)の援助を行うとしている。
ハイファイブ・プロジェクトは、ホンダ、BMW、ダイムラー、トヨタ、ヒュンダイといった自動車メーカーを含む組織で、水素によって駆動力を得る自動車を欧州全体で110台導入することを目指している。また、プロジェクトの一環として、水素ステーションの建設も進行中だ。
ヒュンダイix35フューエル・セルのスペックは、モーターから得られる最高出力が136ps、最高速度が161km/hというもの。燃料タンクを2つ備えており、後続可能距離は595kmだ。
ix35フューエル・セルは2013年に9台が英国に試験導入され、これから一般向けの販売が開始されるところだが、そのターゲットは恐らく新興市場に限られることだろう。なお、ix35の標準仕様車は今秋、新型ツーソンへとモデルチェンジされるがフューエル・セル・モデルの販売は続けられる。
しかしながら、この市場には近々強力なライバルがやって来る。トヨタ・ミライが£60,000という価格で英国に今夏導入されるのだ。一方でメルセデス・ベンツはフューエル・セル・モデルのBクラスを提供しているが、英国への導入は目下予定されていない。
BMWはi-ブランドの第3のモデルとして燃料電池モデル、i5を計画中だ。また、ホンダも2016年にFCVを販売開始すると発表しているが、英国へ導入されるかは未定である。
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