グレードは、昇順にパッション→プライム→プロキシーで展開され、£695(12万円)ずつ高くなる。パッションからプロキシーになるにつれて、ラグジュアリー志向からパフォーマンス志向になっていく。

ボディ・カラーとルーフの組み合わせは100以上。カブリオの場合、ファブリック地のルーフは標準は黒だが£115(1万9千円)で赤か青に変えられる。

今回ドライブするのは、90psのプロキシー・グレード。プライムでは標準のレザー・シートは諦めなければならないが、ホイールはもっとも大きい16インチ。

スポーツ・ステアリング(パドルつき)、クローム・テールパイプ、10mm車高が下がるスポーツ・サスペンションを標準で備えている。

■どんな感じ?

まず最初に語るべくは、ファブリック地のルーフのことだろう。ギアレバーのとなりのスイッチを長押しすると、12秒で青空に変わる。走行中でも操作可。

スイッチをワン・プッシュするだけならば、ルーフは部分的に開く。サンルーフのようなものだ。もう一度押せばBピラーまで開く。最後まで開ききった状態でルーフバーがポップアップする。

ルーフを開き、サイド・ガラスをあげた状態であれば、ささやかな風が頭髪をゆらすのみ。それよりもルーフを閉じた状態の方が、ロード・ノイズが目立ちやすい。