BMW 225xeアクティブ・ツアラー

公開 : 2016.01.29 23:30  更新 : 2021.01.30 21:17

BMWのプラグイン・ハイブリッドの作品集はついにアクティブ・ツアラーをも巻き込んだ。自慢の実用性に加え、少ないCO2排出量とピュアな電気走行という武器を手にした225xeは果たしてどうか?

■どんなクルマ?

BMWはまずi8を生みだし、ガソリン-電気ハイブリッド車の存在を世に知らしめた。そしてその技術をMPVに転用。電気だけで40kmを走れる今回の主役は、225 ‘xe’ アクティブ・ツアラーと命名された。

5シーターのこのクルマの平均燃費は50.0km/ℓ、CO2エミッションは46g/km。議論の余地あるEUのテスト・サイクルにおける結果である。

車体のベースとなるのは218iアクティブ・ツアラーの4WDタイプ。工学的なお色直しは多岐にわたり、英国への導入は今年の3月。カスタマーに提示される価格は£33,055(563万円)となる。

i8は電気の力で前輪を回すのに対し、225xeは後輪を回す。出力は88psと16.9kg-m。シングル・スピードのギアボックスを介す。

i8の場合、1.5ℓの3気筒エンジンはキャビン後部に横置きされるが、似通った数値のパワープラントは225xeの場合、フロントに横置きされる。コチラがフロント・ホイールの動力源となる。

ガソリン・エンジンは、実は218iアクティブ・ツアラーと同じチューンを受けており、1250〜4300rpmという比較的広いバンドで136psと22.4kg-mを生みだす。i8同様、パドルつき6速ATが組み合わされる。

合計の出力は224psと39.3kg-m。2シリーズ・アクティブ・ツアラーのなかで最もパワフルではないのは、2.0ℓ4気筒ガソリン・ターボを積んだ225iの存在があるから。こちらは231psと35.7kg-mを標榜する。

電気エネルギーは、7.6kWhのリチウム・イオン・バッテリーをソースとする。リア・シート下、ディーゼルやガソリン・モデルの燃料タンクがある部分にマウントされている。

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